ノリス、ライバルに対する過去の発言を後悔
ランド・ノリスは、F1における主なライバルたちについて、感情のままに口にした過去の発言の一部を後悔していることを認めた。
先週日曜日のアブダビGPで優勝したノリスは、マックス・フェルスタッペン、そしてチームメイトのオスカー・ピアストリを抑え、キャリア初となるワールドチャンピオンのタイトルを獲得。近年のマクラーレン復活を支え、中団チームだった同チームをグリッドの先頭へと押し上げてきた中心人物だ。
現在、フェルスタッペンやルイス・ハミルトンと並びF1チャンピオンの仲間入りを果たしたノリスは、過去のいくつかの発言について後悔の念を示している。中でも象徴的なのが、前年のハンガリーGPでの出来事だ。ハミルトンがマクラーレンの速さを称賛した際、ノリスは「彼は7年前、速いマシンに乗っていた。その状況を最大限に活かしたが、今度は僕たちの番だ」と応じ、この発言が注目を集めた。

「時々、バカなことを言ってしまうのは自分でもわかっている。マックスについて、あるいはルイスについて、過去に同じようなことを言ったかもしれない。後悔している発言もあるし、できることなら撤回して、最初から言わなかったことにしたいと思うものもある」
そのうえで、彼は自分よりもはるかに多くの実績を積み上げてきたライバルたちへの敬意を、改めて強調した。
「僕は心から、誰よりも彼らを尊敬していると思っている。オスカーをとても尊敬しているし、マックスも同じだ。ルイスについては、できる限り最大の敬意を払っている。彼は7度の世界チャンピオンで、F1史上最高のドライバーのひとりであるシューマッハと並び称される存在だ」
さらにノリスは、ハミルトンの域に達することの難しさについても率直に認めている。
「まだまだ遠い存在だ。僕はそこに到達できないかもしれない。でも、夢を見ることはできる。今回、彼と比べられる7つの目標のうち、1つを達成することができた。過去に控室や他の場所で言った発言を後悔しているかと聞かれれば、答えはイエスだ。多くはその瞬間の熱気の中で出た言葉だった。言った直後に、『なぜあんなことを言ったんだろう』と自分に問いかけたこともある。だからこそ、僕はできる限り誠実でありたいと思っている」
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