ヴィルヌーヴ「今年タイトルを獲得は、フェルスタッペン最大の偉業」

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1997年のF1ワールドチャンピオン、ジャック・ヴィルヌーヴは、今シーズンの世界選手権でマックス・フェルスタッペンがマクラーレン勢を打ち破ることができれば、それは彼のキャリア最大の成果になるだろうと語った。

フェルスタッペンはモンツァバクーで連勝を飾り、選手権争いに名乗りを上げた。現在、ランキング首位のオスカー・ピアストリとは69ポイント差、2位のランド・ノリスとも44ポイント差に迫っている。

この好調は、低ダウンフォース仕様のサーキットでマクラーレンが苦戦したことにも助けられた側面がある。マクラーレンは通常、タイヤ摩耗が鍵となる中高速ダウンフォース型のコースで強さを発揮してきたため、ヴィルヌーヴは10月初旬のシンガポールGPで彼らが本来の力を取り戻すと指摘している。

シンガポールは、フェルスタッペンがこれまで勝利したことのない唯一の開催地だ。2022年には燃料不足でポールポジションを返上、2023年にはレッドブルが競争力を欠き、同年唯一勝利を逃したレースとなった。2024年も2位に終わり、依然として未踏の頂となっている。

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ヴィルヌーヴは、メディア「OLBG」の取材に対し次のように語った。

「僕の唯一の懸念はシンガポールだ。レッドブルが圧倒的に強かった時期でさえ、このサーキットだけは攻略できなかった。一方で、ザントフォールトは比較的悪くはなかった。フェルスタッペンはノリスよりも1勝多い状況だ。だから、誰にも先は分からない。今年は驚きの連続だ。本来強いはずのサーキットで苦しむチームもあれば、その逆もある。F1は今、とてもエキサイティングだよ」

そしてフェルスタッペンをこう評した。

「彼は天才だ。世界チャンピオンにふさわしいドライバーとはこういうもの。プロスト、セナ、マンセル、ピケが覇権を争った黄金時代と同じレベルで走っている。それがF1で求められる水準なんだ」

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すでに4度の世界王者となっているフェルスタッペンだが、ヴィルヌーヴは今年の戴冠こそ最大の栄誉になると強調する。

「もしフェルスタッペンが今年タイトルを勝ち取れば、それは間違いなく彼のキャリア最大の成功になる。今年は彼らが本来戦うべきではない状況でここまで来ている。本当に特別なことだ。彼は間違いなく、この世代で最高のドライバーだ」

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