【アブダビGP】決勝後、角田裕毅のコメント
アブダビGPを14番手で終えたレッドブルの角田裕毅は、レース後質疑応答に応じた。
角田は、来シーズンはレッドブルのテスト兼リザーブドライバーとしての活動が決まっており、現時点ではフルタイムドライバーとしてのレースは今回のアブダビGPがラストとなった。
Q:ランドについてだけど、あれはすごく厳しいペナルティだと思う？ 彼はコース外で君を追い越したの？
A:そこは振り返って確認しないといけないね。
なぜペナルティが適用されたのか、なんとなく理由はわかっているけど、実際に自分が5秒ペナルティを受けるべきだったのかどうかはちゃんと見直さないといけない。今日のレースにめちゃくちゃ大きな影響を与えたからね。
Q:ランドが後ろにいた時、無線で「心配するな、任せておけ。何をすればいいかはわかってる」って言っていたよね。その時はどう考えていたの？
A:彼ら（チーム）はずっと無線でしつこく言ってきていてさ。ストレスを感じているのは伝わってきたけど、まあ、何をすべきかはわかっていたよ。事前に話もしていたし。できる限りランド（ノリス）を抑えようと思っていた。彼を簡単に行かせても何のメリットもないからね。だからそうしたんだ。やれるだけのことはやったけど、彼はすごく速くて、結局追い抜かれた。
Q:振り返ってみて、最後のセクターでもっと彼のタイムを削るようにバックアップすることはできたと思う？
A:いや、考えはしたよ。でも彼もそこそこ離れていたんだ。彼はターン9でかなりうまくまとめてきて、ギャップは0.8〜0.9秒くらいあったけど、1周につき0.5秒くらい縮めてきていた。だから、もう一周は耐えられると思っていたんだけど、彼はターン1、2、3、4、5をすごくうまくまとめて一気にギャップを詰めてきた。だから彼もいい走りをしたと思う。
でも、仮に自分がかなりスローダウンしても大きくは変わらなかったと思う。どうせターン1で抜かれていただろうから。
Q:ストレートでの「ウェービング」についてなんだけど、動くのは許されてるんだよね？
A:そう、その通り。
Q:じゃあ、あれは基本的に相手のスリップを切るためにやっていたということ？
A:みんなやってることだよ。何を考えてあんな判断したのかわからない。いつも通り、すごく厳しいよね。
Q:冬の間にもっと深く振り返ることになると思うけど今のこの瞬間、ひょっとしたらこれがF1での最後のレースかもしれない、そう思うとどう感じる？
A:いや、なんか、今は普通に感じてるんだよね。自分でもよくわからないけど。去年のアブダビ最終戦を終えた時と同じような感覚。
正直、あまり「運」という言葉は使いたくないんだけど、でもシーズン後半は特に、運は全然なかったと思う。
自分のコントロール外のことが本当にたくさん起きて、その中でも何度も速さを示せたのは良かった。でも今日も、5秒ペナルティは正直きつかった。
それでも全力は尽くしたし、まあ、それだけだね。
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