レッドブル離脱を決断したエイドリアン・ニューウェイ氏、「自分自身への誠実さ」を語る

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F1界の天才エンジニアとして知られるエイドリアン・ニューウェイ氏(66)が、レッドブル・レーシングからの離脱を決断した背景について、ドイツの専門誌『Amus』のインタビューで心境を語った。

ニューウェイ氏は2006年のレッドブル加入以来、セバスチャン・ベッテルの4連覇(2010年〜2013年)や、マックス・フェルスタッペンによる圧倒的な勝利の確立に大きく貢献してきた功労者である。

昨年、レッドブルF1ではクリスチャン・ホーナー代表の不適切行為疑惑に関する内部調査が行われ、これを機にフェルスタッペンのメルセデスへの移籍観測が浮上するなど、チーム内の緊張が高まっていた。このような状況下でのニューウェイ氏の退社表明は、業界に大きな衝撃を与えた。

「12ヶ月前に『レッドブルを去って新たな挑戦をする』と誰かに言われていたら、『冗談でしょう』と一蹴していただろうね」とニューウェイ氏は振り返る。

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「だが、様々な理由が重なり、このままレッドブルに留まることは自分自身に対して誠実ではないと感じるようになった。最初の重要な決断は、まさにこれだった。レッドブルに残るべきか否か。結論として、このまま続けることは自分自身への誠実さを保てないと判断したんだ」

妻のマンディ夫人との協議を経て将来を検討したニューウェイ氏は、「経済的な理由で働く必要はないので、引退してビーチで過ごすことも、まったく異なる道を選ぶこともできた。しかし、もしレース界に残るのであれば、F1以外の選択肢は考えられない。もちろん、需要があることが前提だけどね」と語った。

この発言により、F1界の重鎮が新たなステージへと移行する決意を固めた理由が明らかになった。業界では、ニューウェイ氏の次なる活躍の場に注目が集まっている。

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