ニューウェイ氏、ホンダの苦境と自らの誤算を率直に認める
開幕戦オーストラリアGPのチーム代表会見で、エイドリアン・ニューウェイ氏はバッテリー問題にとどまらず、ホンダの現状と自身の誤算についても異例なほど率直に語った。
ニューウェイ氏によれば、ホンダは2021年末のF1撤退から復帰するまでの間に、多くの経験豊富なエンジニアを失った。予算制限時代の中での復帰という事情も重なり、その経験値を再構築するには相応の時間がかかっているという。加えて、ホンダが現在のプロジェクトに本格的に取り組み始めたのは2023年後半であり、継続して開発を積み重ねてきたライバル勢に対して、スタートラインから遅れを取っていた。
さらに、ニューウェイ氏は問題の規模を完全に把握したのは昨年11月だったと認めた。その時点で、実質的にほぼゼロから再スタートしたプログラムに向き合っていることに気づいたという。この発言には、居合わせたジャーナリストたちから驚きの表情が見られた。
現在のアストンマーティンにとって、焦点はパフォーマンスではない。まずはマシンを安定させ、走らせ続けること。それが今週末の最優先事項だ。その重圧は日本のHRC Sakura(ホンダの研究施設)のエンジニアたちにも重くのしかかっており、今月後半には母国レースの日本GPが控えている。チームにとっても、ホンダにとっても、この数週間は正念場となるだろう。
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