ローソン、高地の難しいサーキットで限られた走行後に慎重ながらも手応え
日本人ジュニアドライバーの岩佐歩夢が自分のマシンを引き継いだフリー走行1回目をガレージから見守った後、リアム・ローソンはついに金曜午後のFP2でエルマノス・ロドリゲス・サーキットのステアリングを握り、すぐにこのサーキット特有の課題を感じた。
「このサーキットは高地で滑りやすく、グリップが低いので、走るのが本当に難しい」とローソンは32周から1分18秒218のベストタイムで11番手に終わった後に語った。「とはいえ、マシンはまともな状態にある」
ルーキードライバーに場所を譲るためグリッドの半分がFP1を欠席したことで、ほとんどのチームは2回目のセッションで失った時間を取り戻そうとした。ローソンは、メキシコシティの薄い空気によってダウンフォースとタイヤのパフォーマンスが制限され、状況は終始困難だったと指摘した。「若手ドライバーがコース上にいたため、グリッドの約半分がFP1を逃したので、多くの人が同じような立場にいる」と彼は述べた。
早い段階での走行距離不足にもかかわらず、ローソンはマシンの基本的なパフォーマンスと週末が進むにつれての改善の可能性について楽観的に聞こえた。「FP3は重要になるでしょうし、路面自体も予選前に良くなるはずだ」と彼は語った。「目標はその時点で最高のマシンパッケージを確実に用意することだ」

コース上でのパフォーマンスに加えて、ローソンは意外な人物から注目すべき支持も受けた。元フォーミュラ1ワールドチャンピオンのジャック・ビルヌーブがスカイスポーツの放送中に発言し、ローソンがF1に残ることへの支持を表明し、2026年に向けた大胆なアイデアさえ提示した。放送チームを驚かせたことに、ビルヌーブは「リアム・ローソンを残して、それからインディカーから(アレックス・)パロウを連れてくればいい」と述べた。
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