アンドレッティ氏、アストンマーティンのフェルスタッペン獲得に関する噂に言及
F1界に衝撃が走る新たな展開が明らかになった。1978年F1世界チャンピオンのマリオ・アンドレッティ氏が、アストンマーティンF1チームによるマックス・フェルスタッペン選手の獲得に向けた動きを裏付けする発言をしたのだ。
先週、英デイリーメール紙は、アストンマーティンが4度の世界チャンピオンであるフェルスタッペン選手の獲得に向け、最大10億ポンドの契約を視野に入れてスポンサーへの接触を開始したと報じた。
これに対し、英国メディアCrash.NETの報道によると、チーム側は「あらゆる接触を明確に否定」している。しかし、フェルスタッペン選手が2028年までレッドブルと契約を結んでいるにもかかわらず、その去就を巡る憶測は収まる気配を見せていない。
メルセデスも数ヶ月前からフェルスタッペンへの関心を示していたが、アストンマーティンは名門エンジニアのエイドリアン・ニューイ氏とのタッグを実現させるため、獲得に向けた取り組みを強化しているとされる。
この状況についてアンドレッティ氏はインタビューで「アストンマーティンがフェルスタッペンを望んでいることは確実だと知っている」と明言。さらに「正直に言って、実績のある最高の人材に囲まれていれば、結果は保証されたも同然だ。誰がチームにエイドリアン・ニューイとマックス・フェルスタッペンを望まないだろうか?私なら自分のチームに迎えるためなら右腕を差し出すほどだ。アストンマーティンの気持ちは理解できる」と語った。
特にニューイ氏については「迷わず採用したい人材だ。私も彼と一緒に仕事をした経験があり、その才能をよく知っている」と高く評価。「キャリアを通じて多くの人と仕事をしてきたが、彼は私が共に働いた中で最高の人物だ。私たちは一緒に素晴らしい結果を残した」と続けた。
さらにアンドレッティ氏は「エイドリアン自身について言えば、私はドライバーとして常に自分の運命を彼の手に委ねることができ、全幅の信頼を置いてた。私が何か言うと、彼は私の意図を正確に理解してくれたことを覚えている」と回顧。「本当に波長が合っていた。彼はマシンの理想的なセットアップポイントを見つけようと努め、細部にまでこだわりを持ってたよ」と、ニューイ氏との仕事を振り返った。
【関連記事】