アウディ、2026年参戦に向けレボリュートと提携

アウディが、世界6000万人以上の顧客を持つ英国のデジタル銀行レボリュートとの重要なパートナーシップを正式に発表した。この戦略的提携は、2026年に予定されているアウディのF1参戦と連動し、現在ステークF1チーム名でコミットしているザウバー・モータースポーツチームの再構築を行う。
アウディが「歴史的」と位置づけるこの契約により、レボリュートはチームの財務業務に密接に統合される。この転換点に向け、フェラーリの元ディレクターであるマッティア・ビノット氏がテクニカルディレクターに、元レッドブル・スポーツディレクターのジョナサン・ホイートリー氏がチームディレクターに任命された。
今シーズンチームは2022年以降最高の成績を記録し、ニコ・ヒュルケンベルクとルーキーのガブリエル・ボルトレトが合計43ポイントを獲得した。同社CEOのゲルノット・デルナーは、F1での初シーズンに対し「現実的なビジョン」の必要性を強調した。
「アウディは明確な野心を持ってF1に参入する。このプラットフォームを、アウディブランドの将来のための技術的に関連性があり経済的に持続可能な投資として活用する」と同氏は述べた。「我々の野心と姿勢を共有するレボリュートというパートナーを見つけた。F1は、新しいターゲット層にリーチし、製品への熱狂を呼び起こす機会を提供する世界的舞台だ」
レボリュートCEOのニク・ストロンスキー氏は、このパートナーシップを「記念碑的」と表現した。「これは、レボリュートと将来のアウディF1チームにとって記念碑的なパートナーシップだ。共通のビジョン、グローバルな野心、進歩への絶え間ない欲求により、このパートナーシップはF1で何が可能かを再定義する」
ホイートリーは「2026年から、レボリュートのデジタルソリューションが我々の事業の中核となり、ファンやコミュニティがチームと交流する方法を再定義し、サーキット内外で流動的で魅力的な体験を提供する」と述べた。
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