ハース小松代表、富士TPCを「大成功」と再評価

オランダ発ハースのチーム代表、小松礼雄はこの夏の富士スピードウェイでのテスト”TPC”を「大成功だった」と語り、若手日本人ドライバーへの期待感と盛り上がりを示すイベントとなった評価。
小松代表は木曜日のオランダGPを前にこう説明しています。
「2日間でおよそ6200人が来場しました。1日あたり3000人以上です。ほとんど宣伝をしていなかったことを考えれば、かなり良い数字だと思います」
TPC:(Testing of Previous Cars)とは旧型のマシンを使ったテスト走行である。今年の初の試みではハースが2023年に走らせたVF-23を使用した。
イベント(TPC)はメディアからも強い関心を集めた。「翔(坪井翔)の初走行には、50人近い記者が目の前に集まりました。初めての走行でこれだけ注目を集めるドライバーはそう多くありません」
さらに、現トヨタ会長のモリゾーこと豊田章夫も名古屋からヘリで駆けつけ、小松氏と直接話を交わしました。「会長に直接報告し、実際の取り組みを見てもらい、フィードバックをもらえたのは本当に良かったです。”最初に約束したことが一つ一つ形になってきている”と励ましの言葉をいただきました」と語る。
富士テスト(TPC)は昨年発表されたハースとトヨタのパートナーシップにとって節目となった。両者が進める共同プロジェクトのひとつに新しいシミュレーター開発があり、「来年には完成する予定です。正直、すぐにでも欲しいですが(笑)そこは我慢しなければいけません。ただ確実に前進しています」と説明した。
坪井翔の走りについては「富士は彼のホームコースで、隅々まで知り尽くしている。次の本当の課題は、まったく経験のないコースでどれだけ適応できるか。ですが、ここまでは非常に良いです」と評価しました。
小松代表にとって、今回のイベントは広い意味を持った。
「日本のスーパーフォーミュラのドライバーにとってはもちろん、シリーズ全体にとっても刺激になります。結果を出せば次のチャンスにつながる、ということを示すイベントになりました」
そして富士での雰囲気について尋ねられると、こう答えた。
「日本では、F1カーが走るのはグランプリ以外ほとんどありません。だからこそ富士でF1を走らせ、ファンと交流することが大切だったんです。多くの方が来てくれて本当に嬉しいです」
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