スパでのリセットを求めるハースに小松氏、「絶望よりも規律を」と促す

Ayao Komatsu Haas
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ハースのチーム代表、小松礼雄氏は木曜日、ベルギーグランプリを前にメディアに対し、過去の失敗を認めながらも今シーズン残りに向けた断固たる方針を示し、冷静で率直な語調で語りかけた。

シルバーストンでの後悔とアプローチの転換

今月初めのイギリスグランプリを振り返り、小松氏はプレッシャーの下でチームが繰り返し結果を出せなかったことへの苛立ちを認めた。

「レース直後には話したくなかった」と彼は語った。「まともなマシンがあり、強いドライバーがいて、変わりゆくコンディション—必要なものは全て揃っていた。しかし我々は結果に集中しすぎて、攻撃的すぎた」

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シルバーストンでの出来事は、ハースがポテンシャルをポイントに変換できなかったイモラとカナダでの機会逸失と重なると彼は述べた。

「我々は同じメンタリティーの間違いを繰り返している」と小松氏は語った。「プレッシャーがかかると基本に集中する代わりに結果を無理に出そうとしてしまう」

彼はニコ・ヒュルケンベルクを称賛し、シルバーストンでのパフォーマンスをチームの手本として挙げた。

「彼はインターミディエイトへの正しい判断を下し、チームに完璧なフィードバックを与えた。彼に脱帽だ。それが我々に必要なメンタリティーだ」

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マシン開発とドライバーの信頼

小松氏は、VF-25への最近のアップグレードが、シーズン序盤に露呈した弱点である高速コーナーでのオリバー・ベアマンの信頼回復に役立ったことを確認した。

「シルバーストン以前、オリバーは高速ターンでの信頼を失っていた—バルセロナが典型例だった。しかし新しいパッケージで、全てが再び噛み合った。マシンは彼が望む通りに反応した」

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一方、チームメイトのエステバン・オコンは引き続きセットアップの好みを微調整している。

「彼のインプットは若干異なる—大きくはないが、マシンから異なる反応を引き出すのに十分だ」と小松氏は指摘した。「彼がより多くを引き出せるよう支援する方法を特定した」

コンストラクターズの目標と2026年への道

ハースは現在コンストラクターズ選手権で9位につけているが、小松氏はシーズン中盤のポイントリセット後でも、目標である6位にチームが上がれると確信している。

「確かに、リセットで状況は少し変わるが、9位から6位までの差は克服不可能ではない」と彼は語った。「我々のアップグレードは機能した。今は全て実行次第だ」

その実行は、生のペースではなく、集団的な規律にかかっていると彼は強調した。

「道具と人材は揃っている。今必要なのは規律だ」と小松氏は語った。「目の前にあることに集中するだけ。それが教訓だ。改めて」

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