【ベルギーGP】アルボン、2026年規則のF1マシンは「運転が困難」

ウィリアムズF1のアレックス・アルボンはベルギーGPのメディアデーにて、クリスチャン・ホーナーのレッドブル辞任について驚きを示した。「僕のキャリアで多くを助けてくれた人物だった。長い間スポーツに関わり、多くの成功を収めてきた人だ」
ホーナーの成功の秘訣について、「彼には適切な人材を見つけて良い人間関係を築く才能があった。レッドブルには長期間在籍するメンバーが多く、着実に積み重ねて素早くトップに到達した」とコメントした。
ウィリアムズの最近のパフォーマンスについて、アルボンは「DNFでポイントを失ったとは言えるが、結果的には僕らがベストな中盤チームだと思う。ここ数戦はマシンに機械的な問題がありリタイアをせざるを得ないかった。それ以外では非常に安定していた」と振り返った。
ウィリアムズが抱えるオーバーヒート問題について、「対策は講じているが、それでもパフォーマンスを犠牲にしている。ミッドフィールドが僅差な中、この問題を解決する必要がある」と説明。シーズン中盤からこの問題が発生した理由については「他のライバルのアップグレードの影響の方が大きい」と説明した。
休み中には、ファクトリーで2026年規則のマシンをシミュレーターで走行したというアルボン。来年のマシンについて「運転が困難で、ドライバーの精神的負荷も高い。エンジンの使い方やデプロイメントの理解が重要で、異なるドライビングスタイルを習得する必要がある」と率直にコメントした。
「本当に適応力のあるドライバーが良い結果を出すと思う。システムを理解して効率的に使いこなせる賢いドライバーが、そこからもパフォーマンスを見つけ出すだろう」と語った。
今週末のアップグレード投入について、「予定より2戦早く投入できるのは素晴らしいが、スプリントレースという制約がある。今週末で完全に最適化するのは無理だが、ハンガリーでより理解を深めたい」と期待を示した。
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