【ベルギーGP】ローソン、レッドブルの混乱に「やるべきことに集中している」

Liam Lawson
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2025年シーズン前半は、レーシングブルズのリアム・ローソンにとってマシンの好調を背景に、順調な流れが続いている。しかし一方で、チーム内では人事の大きな変化が続き、ローラン・メキース氏やアラン・パーメイン氏といったキーパーソンの異動が注目を集めている。今回のインタビューでは、そんな変化が自身に与えた影響や今シーズンの手応えについて、率直な言葉で語った

「チームの変化に大きな影響はない。やるべきことに集中している」

メキース氏やパーメイン氏といったチーム内の異動について問われると、「正直、あまり大きくは変わらない」ときっぱり答えた。「ドライバーとして考えることはたくさんあるし、今年は特に忙しい。最近はマシンの調子も良く、それを継続することに集中している」と語り、外部の動きに左右されない強い姿勢を示した。

レーシングブルズの代表から新たにレッドブルのチーム代表に就任したメキース氏については「チーム全体のモチベーションや仕事への姿勢を高めてくれる存在」と評価。特に木曜日にいち早く現場入りするその勤勉さは、チームに“重要性”を伝えるものだったという。

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パーメイン新代表への信頼、そしてホーナー問題の影響

メキース氏の後任となったパーメイン氏についても、「数年チームにいて信頼関係が築かれている。メキースのスタイルをしっかり引き継いでくれると思う」と信頼を寄せる。

一方で、F1界を騒がせたクリスチャン・ホーナー氏に関する問題には「予想していなかったので驚いた」と率直な反応。「F1ではこういう変化は起きる」と冷静に受け止めつつも、自分のパフォーマンスや目標には「特に影響はない」と語る。

その後ホーナー氏と直接やりとりしたのかという問いには、「テキストで少しやり取りしただけ」と控えめに答えた。関係性に変化があったかについても、「仕事上では非常にプロフェッショナルな関係で、大きな変化はない」と言う。ただ「自分の考えは明確に伝えた」とも述べ、冷静さの中に自らのスタンスを貫く芯の強さが垣間見えた。

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現状の課題とベルギーGPへの意気込み

今シーズン前半を振り返り、「特に予選でスピードを引き出すことが課題」と自己分析。「レースペース自体は非常に良いのに、予選で結果に結びつかないのがもったいない」と歯がゆさをにじませる。

今週末に控えるベルギーGPについては、「F1で初めて公式セッションを走った特別な場所」と語る。スプリントフォーマットに加えて雨の予報もあり、「タフになると思うけど、マシンのスピードは最近とても良いので楽しみ」とポジティブな姿勢を見せた。

個人的な目標については「特定の順位ではなく、安定してポイントを獲得することが大切」と語り、長期的な視野でシーズンを見据えている様子がうかがえる。

将来への視点とリーダーたちへの評価

メキース氏が意思決定に関わるようになったことについては「非常に重要なこと」としつつ、「今は目の前のことに集中している」と答える。「これからもサポートしてくれる関係が続くと思うが、将来にどう影響するかはまだ分からない」と慎重な姿勢も見せた。

また、リーダーシップの観点からアンドリュー・ショブリン氏とメキース氏を比較する問いには、「レッドブルでの経験は2戦しかないので、語るのは難しい」と前置きしながらも、「多くの時間を共に過ごしたのはメキース氏だった」と振り返る。

「今、やるべきことに集中したい」

最後に「印象に残っている人物は?」との問いには、「2戦だけなので難しい」としながらも、やはりメキース氏の存在を強く印象づけている様子だった。

インタビューの締めくくりには、「ありがとうございました」と短くも誠実な言葉で答えてくれた。チーム内の変化が続く中でも、自らの目標に向かって淡々と進み続けるその姿勢こそが、彼の強さなのだろう。

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