ブリアトーレ、コラピントに「ここ数戦で成長を示している」

フラビオ・ブリアトーレ
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アルピーヌにシーズン途中から加入したフランコ・コラピントが、来季のシートを確保できるかどうか注目を集めている。フラビオ・ブリアトーレは当初、起用継続に懐疑的な姿勢を見せていたが、最近の安定した走りを評価し始めている。

コラピントは今年、ジャック・ドゥーハンの後任としてシーズン半ばにチームへ加入。しかし経験不足から一貫性を欠くレースが続いていた。ブリアトーレも先月には「2年目を託すには十分な結果を残していない」と発言していた。

だが、イタリアGPの週末にスカイ・イタリアへ語った際には、トーンが変わっていた。

「まだ決まったわけではないが、現時点でフランコは良い仕事をしていると思う。序盤は経験不足に苦しんだが、直近の3~4戦では安定感を増し、大きなミスもしていない。あと数戦を見て判断したい」と語り、残留の可能性を感じさせた。

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一方、チームメイトのピエール・ガスリーはすでに2028年まで契約延長が決定しており、アルピーヌはもうひとつのシートをどう扱うかが焦点となっている。候補は限られており、角田裕毅の名前も挙がるが、今季レッドブルで苦戦している点が不安要素だ。また、ポール・アーロンらアルピーヌ育成の若手も選択肢にはあるが、コラピントを継続起用するよりリスクは大きい。

コラピントには、2024年後半にウィリアムズで見せた走りに加え、南米市場からの強力なスポンサー支援という大きな武器もある。これはチームにとっても無視できない要素だ。

しかし、ドライバー問題以上にアルピーヌの現状は厳しい。今季のコンストラクターズ選手権では最下位に沈み、すでに2025年型マシンの開発を停止。大幅なレギュレーション変更が導入される2026年に向けて全リソースを投入している。

ブリアトーレは「残りのシーズンで使えるのは今のマシンだけだ。これからも厳しい週末があるだろう。しかし裏で進めている開発には自信がある。必ず明るい未来が来る」と強調した。

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低迷するアルピーヌにとって、コラピントの成長とスポンサー効果は再建への一つの希望となるのか。今後数戦での走りが、彼の将来を大きく左右することになりそうだ。

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