サインツの“幸運のユニコーン”とは?【アゼルバイジャンGP】

アゼルバイジャンGPの決勝で、ウィリアムズのカルロス・サインツが見事3位表彰台を獲得。ここ数年結果が出ていなかったチームにとって、大きな朗報となった。
実はこの日、サインツのヘルメット後部には“ユニコーンのステッカー”が貼られていた。表彰式前、クールダウンルームでマックス・フェルスタッペンに「それ何のステッカー?」と聞かれるほど、注目を集めた。
では、このユニコーンはどこから来たのか? 実はデザインしたのは、イギリス在住の少女・テアちゃん。ウィリアムズのファン交流動画に参加し、「ユニコーンのぬいぐるみの名前を“スパークルズ”にすべきか、“スプリンクルズ”にすべきか?」という悩みをサインツとアルボンに相談した。さらに「私のユニコーンのステッカーをヘルメットに貼ってくれますか?」とお願いした。
サインツはこれを快諾し、アゼルバイジャンGPで実際にヘルメットにステッカーを貼って走行。そしてその週末、予選で2位を獲得し、決勝でも3位表彰台という大活躍を見せた。まさに“幸運のお守り”となったのだ。
ユニコーンと共に戦ったサインツは、ウィリアムズに4年ぶりの表彰台、そしてフルレースでの表彰台は2017年以来という快挙を達成。テアちゃんも「カルロスが私のステッカーを貼ってる!これはユニコーンの力よ!」と大喜びの動画を投稿している。
表彰式前、サインツがなかなかヘルメットを置かなかったのも、このユニコーンがお気に入りだからかもしれない。さらにチームもこのステッカーを気に入り、なんと3位トロフィーにもユニコーンが貼られることに。
フェラーリは“馬”、レッドブルは“雄牛”。そしていつか、ウィリアムズのシンボルは“ユニコーン”になる日が来るかもしれない。ちなみに「スパークルズ」と「スプリンクルズ」、ぬいぐるみの名前はまだ決まっていないそうだ。
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