ルクレール、ラスベガス予選Q3進出も「本当にフラストレーションが溜まる」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1ラスベガスGP予選でチームメイトのルイス・ハミルトンとは対照的にQ3へ進出した。しかし、その成果を十分に生かすことはできなかった。
ルクレールはラスベガス・ストリップ・サーキットでのタイムアタックを終えた後、沈んだ表情を見せた。最終セッションに進んだものの、終盤のスピンが響いて9番手にとどまった。一方、ハミルトンはQ1最下位の20番手で早々に姿を消している。
走行後、ルクレールはため息をつきながら語った。

「残念ながら、今日に始まったことではありません。こういうコンディションになると本当に苦労します。これは僕がチームに加入して以来ずっと続いています。本当に信じられないほどフラストレーションが溜まります。ジュニア時代はこうした状況が僕の最大の強みだったのに。何が悪いのか全く分かりません。できることは全て試してきたのですが。」
「ルイス・ハミルトンや以前のカルロス・サインツからも、彼らが他のマシンで感じていたフィーリングについて多くのフィードバックをもらっています。それでもグリップを見つけるのが極めて難しいんです。マシンの挙動はとても予測しづらく、どうしてもミスが増えてしまいます。」
解決策が見えない状況に、ルクレールは落胆を隠さなかった。
「もちろん問題を解決しようと全力で取り組んでいますが、これまでのところ答えは見つかっていません。」と28歳のモナコ人ドライバーは語る。
それでも、予選前から苦戦を覚悟していたわけではないという。
「ドライバーとしては常にニュートラルな気持ちで臨もうとしますし、先の展開を考えすぎないようにしています。これまで何度か良い意味で驚かされることもありましたが、不思議なことに、何かを理解できたと思った瞬間に、また別の現実を突きつけられるんです。」
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