ルクレール、移籍報道を強く否定

Charles Leclerc Canada
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フェラーリのエースドライバー、シャルル・ルクレールが、イタリアメディアで報じられた移籍の可能性やチーム代表のフレッド・ヴァセール氏への不信説について、強い口調で否定した。チームに対する変わらぬ忠誠心を示すとともに、チーム首脳陣への全面的な支持を表明している。

コリエーレ・デッラ・セーラ紙は先日、ルクレールがチームの進歩の遅れに失望し、フェラーリ以外のチームでの将来を検討している可能性があると報じていた。また、ガゼッタ・デッロ・スポルト紙も、結果が速やかに改善されなければヴァセール代表に対する圧力が高まるとの見方を示していた。

2023年初頭にチーム代表に就任したフランス人のヴァセールは、昨年フェラーリをコンストラクターズチャンピオンシップ2位に導いたものの、首位のマクラーレンとの差はわずか14ポイントという僅差での敗北を喫した。しかし今シーズンのSF-25は、前年マシンの競争力を維持するのに苦戦を強いられている状況が続いている。

Fred Vasseur

チームメイトのルイス・ハミルトンが既にこれらの憶測を一蹴している中、ルクレール自身も離脱の意向を断固として否定し、ヴァセール代表への支持を明確にすることで、一連の推測に終止符を打とうとしている。

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「正直、非常に驚いている、この噂どこから来たのかわからない」とルクレールは、これらの報道についてメディアから質問を受けた際に答えた。「だから僕ははこれを無視するし、スペイングランプリでもそのようなことを言ったという事実はない。それどころか、僕がチームがどれだけ愛しているか、そしてフェラーリをトップに持ち込みたいと常に全力を注いでいるので、驚いた。フレッド、ルイス、そして僕の3人は、再び勝利を取り戻すという目標があり、それを達成するために働いている。これが僕たちの計画であり、その実現に向かって精一杯頑張っている」

さらにルクレールは、チーム内の結束とプレッシャーへの対処について言及した。「僕たちはすでに自分自身に多くのプレッシャーをかけている。その上に、これらの噂も重なる。もちろん、聞くのは楽しいことではありませんが、フェラーリで働くというのがプレッシャーがあって当たり前なことだ」

フェラーリというブランドが持つ特別な重圧についても、ルクレールは理解を示している。「チームは現在の結果が十分ではないこと、そしてフェラーリが勝つべきであると信じている。だからこそ、フェラーリをトップに導こうと努力している。マクラーレンは現時点では強く、目標を達成するには周りに言われていることを無視しなければならない。だから、現時点でそれらの噂が僕たちに影響を与えることはないよ」

この発言により、ルクレールはフェラーリでのレースの継続を明確にし、ヴァセール代表との協力関係の継続への意志を示した。チームの現在の困難な状況にもかかわらず、三者一体となってフェラーリの復活を目指す姿勢を鮮明にしている。

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