「予測不能なマシン」ルクレール、7番手に終わり不満あらわ
シンガポールグランプリで過去2度ポールポジションを獲得しているシャルル・ルクレールは、土曜の予選で7番手に終わり、「予測不可能」と表現したフェラーリの挙動に強い不満を示した。
2019年と2022年にここマリーナベイでポールを獲得したルクレールだが、今回はチームメイトのルイス・ハミルトン(6番手)に後れを取る形となった。これは、2018年にザウバーでシンガポールを9番手スタートしたとき以来、彼にとって最も低いグリッドポジションとなる。

「グリップを見つけるのが本当に難しかった。バクーとシンガポールは僕のお気に入りのサーキットだから、なおさら残念だ」とルクレールは予選後に語った。
「普段はこのコースで強さを発揮できるんだけど、今週末は一度もマシンのフィーリングをつかめなかった。アゼルバイジャンのときと同じような感覚だね」
27歳のルクレールは、思い通りに動かないマシンの状態を次のように説明した。
「マシンはずっとアンダーステアが強くて、突然リアがスナップする。とにかく予測がつかない。僕はもともとフロントタイヤでしっかり押し出すタイプなんだけど、それが今回はまったくできなかった。FP2から予選までずっと同じ状態だ。マシンを安定させる方法が見つからないんだ。ストリートサーキットでは、信頼できるマシンじゃないと戦えない」
さらに、バランスを崩した原因はまだ分かっていないと話す。
「この問題がサーキット特有のものであることを願っている。過去2戦でマシンを大きく変えたわけじゃないのに、なぜか以前のような良い感触が消えてしまった。どこでおかしくなったのかを突き止める必要がある」
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