ルクレール、苦戦続くカタール週末に落胆「何と言えばいいのか分からない」

フェラーリのシャルル・ルクレールは、カタールで厳しい週末が続いている。スプリントでは13位に沈み無得点。GP予選ではQ3に進出したものの10番手にとどまり、「レースに楽観的ではいられない」と珍しく弱気な姿勢を見せた。

今週末のルクレールは序盤から苦戦が目立ち、土曜日のスプリントも流れをつかめず。迎えた予選では、チームメイトのルイス・ハミルトンがQ1敗退となる中、ルクレールはQ2、Q3へと駒を進めた。しかし最終的には10番手が精一杯で、走行中のスピンもあるなど、マシンを操る難しさが随所に現れた。

ルクレールはセッション後、「今日は信じられないほど難しかった。週末全体を通しても本当に厳しい。何と言えばいいのか分からない」と沈痛な表情を見せた。

「マシンはとにかく扱いにくく、コントロールするのが本当に大変なんだ。」

さらに続けて語る。

「全力でパフォーマンスを引き出そうとしているけれど、今はそれ以上できることがない。とてもフラストレーションが溜まるが、気持ちを切り替えて、何か特別なことを起こせるように戻ってくるしかない。」

そして、タイトル争い上位に位置するルクレールが珍しく悲観的な見解を口にした。

「レースについて楽観的には見ていない。これは本当に珍しいことだ。普段の僕はかなり前向きなタイプだけれど、今週末のマシンにはまったくパフォーマンスがない。」

スプリントと予選でも何とか流れを変えようと工夫したが、「うまくいかなかった」という。

「明日もう一度トライするけれど、良くなる兆しはない。だからこそ、できる限りのことをやる。セーフティカーのタイミングに恵まれるかもしれないし、どうなるか見てみよう。」

深刻なペース不足に直面したルクレールは、厳しい戦いを覚悟しつつも、最後まで諦めずにチャンスをうかがう構えだ。

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