【アメリカGP決勝】ルクレールが圧巻の走りで優勝

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シャルル・ルクレールは、オースティンで今シーズン3勝目を獲得。フェラーリのチームメイト、カルロス・サインツとレッドブルのマックス・フェルスタッペンがそれに続いた。リアム・ローソンとフランコ・コラピントもポイントを獲得した。

ルクレールの素晴らしいスタート

ポールポジションからスタートしたランド・ノリスは、マックス・フェルスタッペンに妨げられてトップに立つことができなかった。チャンスを掴んだシャルル・ルクレールは内側からレースをリード。2番手のフェルスタッペンは、猛烈な勢いのカルロス・サインツから自身のポジションを守らなければならなかった。

リアム・ローソンとルイス・ハミルトンも素晴らしいスタートを切った。だがハミルトンが12位まで上がった時、マシンのコントロールを失い、グラベルトラップにクルマを止めてしまった。マーシャルがW15を撤去する時間を確保するため、セーフティカーの導入を余儀なくされた。

5周後、ルクレールがグランプリをリードし、フェルスタッペン、サインツ、ノリス、オスカー・ピアストリが続いた。ドライバーたちがまだセーフティカーの後ろにいる間、ノリスは、フェルスタッペンがスタート時に最初のコーナーを曲がる意図がなかったことをエンジニアに伝えた。

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ルクレール、リードを広げる

レースが再開されると、素晴らしいスタートを切ったピエール・ガスリーは6位を維持したが、チームメイトのエステバン・オコンはスタート時の接触により、最後尾に落ちてしまった。

3番手だったサインツは、パワーを失っており、コックピットで強いガソリンの臭いがすることをエンジニアに報告。その少し後方では、ローソンがフェルナンド・アロンソを見事にオーバーテイクする場面が見られた。この2人は週末中ずっと競り合っていた。

15周後、ルクレールは依然としてレースをリードしており、2番手のフェルスタッペンに6秒以上の差をつけていた。この頃、最初のピットストップが始まり、多くのドライバーがハードタイヤに交換した。

素晴らしいレース序盤を見せていたガスリーは、7秒近くかかったピットストップのせいで多くのポジションを失ってしまった。ポジションやポイントを簡単に失うことができないアルピーヌにとっては残念な結果となった。

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ルクレールはフェルスタッペンとのギャップを広げ続け、フェルスタッペンが26周目にピットインする前には11秒のリードを築いていた。フェルスタッペンは、(既にピットインしていた)サインツの5秒後ろでコースに復帰。ルクレールは1周後にピットインし、フェルスタッペンの戦略をカバーした。ハードタイヤで再スタートし、このレースで1回のピットストップだけを目指した。

まだピットインしていなかったノリスとピアストリがレースをリードしていた。しかし、ピアストリはすぐにルクレールがバックミラーに映るのを見て、その後オーバーテイクされた。

ノリスは最終的に32周目にピットインし、同じくハードタイヤを装着。ピアストリも1周後に同様の行動を取った。ピットストップの一連の動きの後、ルクレールはまだチームメイトのサインツの前でレースをリードしていた。その後に続いたのは、フェルスタッペン、ノリス、ピアストリで、マクラーレンの前を走るドライバーたちよりも新しいタイヤを装着していた。

ルクレール、アメリカGPを制す

41周目、ジョージ・ラッセルが最後のドライバーとしてピットインし、当然ながらハードタイヤを装着した。

タイヤに苦しんでいた3番手のフェルスタッペンは、ノリスが大きく迫ってくるのを見た。ノリスはレース終盤10周以上を残して、フェルスタッペンのDRSゾーンまで接近することに成功。表彰台は2台のフェラーリとノリスで徐々に形作られ始めていた。

グランプリ終了10周前、ノリスはフェルスタッペンに最初の攻撃を仕掛けた。フェルスタッペンは数周にわたって数コーナーで激しく自分のポジションを守ったが、最終的にグランプリ終了4周前に譲らざるを得なかった。しかし、トラックリミットを超えてオーバーテイクを行ったため、ノリスは最終的に5秒のペナルティを受け、フェルスタッペンが3位を取り戻すことになった。

今日のファステストラップのポイントは与えられなかった。なぜなら、それはオコンのものとなったからだ。オコンは、それまでコンストラクターズランキングでアルピーヌのライバルチームであるウィリアムズのフランコ・コラピントが持っていたこのポイントを奪った。

オースティンで動じることなく圧倒的な走りを見せたルクレールが、フェラーリのワンツーフィニッシュを導いてトップでフィニッシュラインを通過した。

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