ヴィルヌーヴ、コラピントの責任を指摘

元F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、フランコ・コラピントが2025年シーズンのF1グリッドから外れることになった責任は、彼自身にあると指摘した。

21歳のアルゼンチン人ドライバー、フランコ・コラピントは、ローガン・サージェントに代わってウィリアムズからデビューし、そのパフォーマンスで一時的に注目を集めた。デビュー戦での活躍はライバルチームの目を引き、レッドブルは彼をレーシングブルズに加える可能性さえ検討していた。

シーズン後半の失速

コラピントはウィリアムズのマシンで5ポイントを獲得するなどの結果を残したが、シーズン終盤には一連のクラッシュが続き、評価を下げることになった。この影響で2025年のレギュラードライバーのシートを失い、アルピーヌのリザーブドライバーとして契約するに留まった。

1997年のF1チャンピオンであり、かつてウィリアムズで活躍したヴィルヌーヴは、コラピントが自身のチャンスを十分に活かせなかったと述べた。

「フランコ・コラピントは絶好のチャンスを台無しにした」とヴィルヌーヴは語った。

「チャンスが与えられたなら、それを最大限に活かすかどうかは本人次第だ。彼は自分の運命について泣いている暇はない。少なくとも彼はF1で数レースに出場できた。これは多くのドライバーが経験できないことだ」

また、コラピントがF1で再び活躍する可能性についても触れている。

「彼が速いドライバーであることに疑いはない。しかし、シーズン中に状況を適切に評価する能力が欠けていたように見える」と語り、彼の今後に期待しつつも課題を指摘した。

2025年、コラピントはアルピーヌでリザーブドライバーとして活動することで、レギュラードライバーのピエール・ガスリーとジャック・ドゥーハンにプレッシャーを与える存在となっている。特に2025年シーズンは、ドゥーハンとコラピントの内部競争は激化すると予想されている。

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