リカルド、250万ユーロ超推定のバルキリーを売却へ

F1の元スター、ダニエル・リカルドが真の自動車界の宝石と言われるお宝との別れを決断した。この車両は10月10日、ベルギーのクノック開催のゾウテ・コンクール・オークションで出品される予定だ。
バルキリーは通常のスーパーカーではない。F1でのレッドブルの最大成功の立役者となった天才エンジニア、エイドリアン・ニューウェイ氏によって設計されたこの車は、アストン・マーティンとレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズが共同開発した究極のマシンだ。最先端の空力性能に加え、コスワース製6.5リットル自然吸気V12エンジンを搭載し、“公道を走れるF1マシン”というコンセプトを形にしている。
わずか150台限定生産されたリカルドのバルキリーは、シャーシナンバー89を持つ。リカルドは、プロジェクトがまだ開発段階にあった時期に個人用モデルを発注した。その後、アストン・マーティンの公式カタログから141,500ポンド相当の追加オプションを加え、その仕様をさらに特別なものへと押し上げた。
その例外的な性格にもかかわらず、この車両はほとんど走行していない。オドメーターはわずか160キロメートルを示しており、新車同様の状態を保っている。
リカルドは、そのときの大きな投資がしっかり価値を持つことを確認できそうだ。現在、バルキリーはおよそ240万〜280万ユーロで取引されており、その希少性とブランド力の高さが価格に反映されている。
フォードとの提携か?
リカルドから新しい話題が飛び込んできた。彼はフォード・ラプターの前で撮った写真を添えて、意味深なツイートを投稿。どうやら今やリカルドは、し抜け目ないビジネスマンとしての顔も見せ始めているようだ。
More around the corner… pic.twitter.com/Rg0szD9Q9K
— Daniel Ricciardo (@danielricciardo) September 4, 2025
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