ルクレールにペナルティでも、フェラーリにタイトル獲得の可能性

フェラーリは、16シーズンぶりに待ち望んでいるタイトルを今週末アブダビで獲得できるだろうか？シャルル・ルクレールに課された降格ペナルティにより、マクラーレンとの戦いは難しくなりそうだ。

通常であれば、フェラーリはマクラーレンと互角に戦えたはずだが、シャルル・ルクレールはバッテリーを3回交換したことによる10グリッド降格ペナルティのため、アブダビグランプリのスタート時には11番手からのスタートとなる。

フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、このペナルティを受けることを予期していた。フェラーリは期限を先延ばしにしていたが、バッテリー交換は不可欠となっていた。

「いや、驚きではない。限界に近づいていることを知っていた」とバスールはSky F1に語った。「リタイアやプラクティスセッションをミスすることを避けるため、出発前に決定した」

「これが現状だ。状況から最大限の利益を引き出すため、ペナルティも含めて週末に集中する必要がある。全員が何かをしなければならないが、自分たちに集中しよう」

フェラーリに不可能はない

明らかにハンデがあるタイトル争いにもかかわらず、フェラーリは努力を続ける決意を固めている。バスールによれば、チームは週末の残りに対する希望を諦めておらず、機会を最大限に活かすための戦略に集中している。

「ペナルティがなくても、統計的に難しかったと思う」と彼は述べた。「今シーズン、たった一度だけ、マクラーレンから21ポイント多く獲得した」

「それは簡単ではないことを意味している。ペナルティによってさらに難しくなったのは確かだ」

「しかし、不可能ではない。今日持っているものから最大限の利益を引き出すために自分たちに集中し、最大のポイントを獲得し、最終的にマクラーレンがどこにいるかを見てみることにしよう」とバスールは締めくくった。

【関連記事】