フェラーリ、中国GPで苦戦!イタリアメディアが容赦なき批判

イタリアメディアが、フェラーリの中国グランプリでの失格劇に対し、激しい批判を展開。チームに対し、ファンへの謝罪を求める声が高まっている。
シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが5位と6位に入った後、一瞬の安堵感は、両選手の技術的規則違反による失格で、怒りと恥辱に変わった。イタリアの有力紙は、この出来事を容赦なく批判している。
『ラガッツェッタ・デロ・スポーツ』は、「赤いアラート:フェラーリ、さらなるエラーを重ねる」と見出しを掲げ、厳しい論調で事態を分析。スプリントレースでのハミルトンの勝利から、予期せぬ失格へと転落した様子を「スターからゼロへ」と表現した。
「前日のスプリントでのハミルトンの勝利の喜びが一瞬にして消し去られた。この予期せぬ打撃は、大きな期待がまたもや幻想として終わったようだ」と報じた。
メディアは、フェラーリの状況を「カオス」と断じ、チームには「ファンへの謝罪」以外の選択肢はないと主張。マクラーレンが既に50ポイントのリードを築いている現状が、苦境をさらに際立たせている。
『コリエール・デロ・スポーツ』は、今回の出来事を「災害」「中国での暗黒の週末」と表現。「異なる2つの理由による2つ以上の失格。平凡なレース後、マクラーレンは完璧な週末を実現した。メルセデスのジョージ・ラッセルとレッドブルのフェルスタッペンは3位と4位に入り、被害を最小限に抑えた」と分析した。
さらに、『コリエール・デラ』は失格を「残念」「恥ずかしいパフォーマンス」と酷評。「マクラーレンに追いつくには、大幅な改善が必要がある」と厳しい意見を述べた。
レッドブルに関しては、「困難な状況にありながらも、結果を出し続けている」と評価。オランダ出身のフェルスタッペンをダッチマンと表現しながら、フェルスタッペンがマシンの問題を巧みに回避していることを述べた。
イタリアメディアの強烈な批判は、フェラーリに寄せられる期待の高さと、現在の苦境を如実に物語っている。チームの今後の対応が注目される。
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