トスト氏、キャデラックとアウディの2026年F1参戦を語る

franz tost
スポンサーリンク

2025年のF1シーズンはまだ9戦を残しているが、パドック内の話題は既に来年へと移りつつある。レギュレーションの大幅変更、新しいタイヤ規制、そして2つの新メーカーの参入により、勢力図は大きく変わる可能性がある。2006年から2023年までレッドブルのジュニアチームを率いたフランツ・トスト元代表は、現時点での予想は難しいと語る。

「予想する勇気はない」とトスト氏はレッドブルと関係の深いドイツ語メディア『Speedweek.com』に話した。「各チームがシャシーやエンジンの開発でどの段階にあるのか分からないからだ。ただ、メルセデスやフェラーリには豊富な経験があるし、レッドブルが初めて自社製エンジンでどのようなパフォーマンスを見せるのかも非常に興味深いところだ。いずれにせよ、今はとても面白い時期だと思う」

2026年の注目は、キャデラックのデビューとアウディの正式参戦だ。アウディはザウバーを引き継いで参戦し、ドライバーはニコ・ヒュルケンベルグと20歳のガブリエル・ボルトレート。一方キャデラックは、バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスというベテラン2人を起用する。

ただし、トストはキャデラックの体制に疑問を示しました。

スポンサーリンク

「厳しい戦いになるだろう。アメリカとイギリスに設計拠点を分けている点は効率面で疑問がある。時差の問題もあるし、私なら全拠点をイギリスにくだろう。ドライバーに関しても、経験豊富なベテランは1人で十分。もう1人は若手を起用すべきだったと思う。ただ、どうなるかは様子を見よう」

その一方で、アウディのドライバー戦略には高い評価を与えている。

「素晴らしい選択だ。ヒュルケンベルグは素晴らしい仕事をしているし、ボルトレートも今年から参戦して経験を積んでいる。最近の走りはとても強力だ。シーズン後半は初めてのサーキットで苦労するかもしれないが、それでもよくやっている。2026年に向けて準備が整うだろう。アウディはトップ3には届かないとは思うが、そのすぐ後ろにつけるはず。4位から6位の間には入れると信じている」

18年間にわたりF1の数々のレギュレーション変更を見てきたトスト氏は、次の時代を迎えるにあたり「経験と安定性」が重要になるだろうと指摘している。

スポンサーリンク

【関連動画】

スポンサーリンク

類似投稿