フェラーリのバスール代表、タイヤ管理は「長年続く構造的課題」と指摘

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フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスール氏は、タイヤ温度管理がF1における最重要課題の一つであり、「少なくとも過去25年間以上にわたって続いている問題だ」と強調している。
タイヤ管理は常にレースパフォーマンスの中核要素であったが、2011年にピレリが単独サプライヤーとして参入して以来、その重要性はさらに高まった。ピレリには意図的に劣化しやすいタイヤを製造するという使命が課せられているためだ。
2025年シーズンにおいて、マクラーレンはタイヤの性能を損なうことなく、他車の後方で安定したペースを維持できる唯一のチームとして際立っている。バスール氏によれば、この状況は競争が激化するF1界において、この技術的課題の重要性を如実に示しているという。
「これは今シーズンだけの重要な要素ではない。過去25シーズンにわたる問題だ」と同氏はメディアの前で語った。
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「この問題は、チームメイト同士が接戦しているとより顕著になる。マクラーレンでさえ、セッション間で条件に応じて0.6秒から0.7秒のタイム差が生じることがあり、これらはすべてコンディションに左右されている」
「我々は皆、あらゆる条件下で競争力を発揮することに苦労している。これはサーキットのレイアウトやアスファルトの特性にも影響を受ける。マクラーレンには明確なアドバンテージがあるため、彼らに追いつくのは困難であることがすでに明らかだ」
「特定のサーキットや条件下では彼らを打ち負かすことも可能だが、総合的に見て彼らが有利な立場にある。しかし、我々はまだメルセデスやレッドブルと互角に戦えている。特定のレースで勝利を狙える位置にいて、これが2025年から2026年にかけて、チームにとって重要なポイントなのだ」
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