角田裕毅とフェルスタッペンのマシン比較 フロントウィングは?【アメリカGP】
アメリカGPの金曜日、フリー走行(FP1)とスプリント予選の時点で確認できたマシンの仕様から、角田裕毅とマックス・フェルスタッペンが駆るRB21の違いを比較してみよう。
注目は、角田のマシンに最新仕様のフロントウィングが供給されていたのかどうかだ。
フロントウィングの違い
角田のマシンには、アゼルバイジャンGPやシンガポールGPで使用されていたタイプのフロントウィングが装着されているように見える。
つまり、最新仕様ではなく、旧型のウィングを引き続き使用している可能性が高い。
一方でフェルスタッペンのマシンには、前戦シンガポールGPでも継続して投入されている新しい仕様のフロントウィングか。
(※比較画像:)
エンジンカバーの仕様も異なる
さらに、シンガポールGPと比較すると、エンジンカバーにも違いが見られた。
フェルスタッペンのマシンでは、ルーバー(冷却スリット)の枚数や配置が異なっており、COTA用に熱対策や空力効率を最適化するための調整が行われている可能性がある。
角田のマシンと比べると、ルーバー部分に違いがありそうだ。
(訂正:アメリカGPではルーバー部は同じ)
(※比較画像:上が角田車、下がフェルスタッペン車)
まとめ
今回のアメリカGP現時点(FP1 SQ1)で確認された仕様の違いをまとめると、
- フロントウィング:角田は旧型、フェルスタッペンは新型使用か
- エンジンカバー:角田、フェルスタッペン共に使い分け
結論として、角田のマシンは現時点で最新アップデートが適用されていない可能性が高い。
ただし、エンジンカバーについては単純な旧仕様ではなく、組み合わせや状況に応じた選択が行われていると考えられる。
しかし、角田は「差などにこだわらず、自分自身に集中している」と木曜日のコメントに残している。
彼自身も予算が限られた中での状況だが、チームのサポートに非常に感謝しているようだ。
FP1の結果のロングランのペースはかなり良好に見える。やはり課題はショートランとの兼ね合いを予選までにまとめられるかが焦点となる。
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