メルセデスF1、ラッセルが表彰台、アントネッリがポイント獲得

ジョージ・ラッセルは日曜日のハンガリーグランプリで3位入賞を果たし表彰台に復帰、メルセデスはシーズン前半を前向きに締めくくった。ルーキーのキミ・アントネッリも15番手スタートから粘り強い走りで10位入賞、ポイントを獲得した。
メルセデスは今週末、改良されたリアサスペンション仕様を導入し、両ドライバーはその結果としてマシンバランスと安定性の向上を報告した。
ラッセルはランド・ノリスを第1コーナーでアウト側から抜く鮮やかなオーバーテイクを決めて序盤に3位につけ、従来通りの2ストップ戦略で走行した。ラッセルは終盤にシャルル・ルクレールを抜いてシーズン6回目の表彰台を確保した。

「表彰台に戻れて素晴らしい」とラッセルは語った。「今週末はマシンで一歩前進を遂げることができたので、ブラックリーとブリックスワースの皆の努力を報うことができた」
ラッセルのルクレールに対するオーバーテイクは波乱がなかったわけではない。「オーバーテイク自体は少し危険だった。コーナーに沿って走行したが、彼は明らかにブレーキング中に動いており、そのためペナルティを受けた。幸い何事もなく3位を取ることができた」
ラッセルは、チームが進歩に勇気づけられている一方で、期待は控えめに保つべきだと付け加えた。「舞い上がってはいけない。今週末トップ3に入ることは期待していなかった。マクラーレンの後ろの競争順位は接戦で、シーズン後半に安定して表彰台争いをするには最高の状態でいる必要があることを知っている」
15番手スタートのアントネッリは、ミディアムからハードへの1ストップ戦略を実行し、最終周回で果敢に守り抜いて10位を確保しチームにポイントを持ち帰った。
マックス・フェルスタッペンがレッドブルに残留することが改めて明言されたことで、メルセデスの2026年ドライバーラインナップを確認する公式発表が間もなく行われる見込みだ。チームが2025年シーズン残りでチャンピオンシップ2位をかけてフェラーリと戦う準備をする中で、戦略的安定性が重要になるだろう。
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