ハースの小松代表、ハンガリーでまたも機会を逸し挫折感を語る

ハースF1チームは、ハンガリーグランプリで再び挫折感に満ちた日曜日を過ごし、エステバン・オコンが16位でポイント圏外に終わり、オリバー・ベアマンはフロアダメージによりリタイアを余儀なくされた。
オコンは角田裕毅のピットレーンスタートにより繰り上がった17番グリッドからレースを開始し、オープニングラップで15位まで順位を上げた。ワンストップ戦略を選択し、14周目にハードタイヤでピットインしたが、より新しいタイヤを履いたライバルたちに抜かれ、最終スティントで順位を下げ、最終的に16位でフィニッシュした。
ベアマンはより期待の持てる11番グリッドから発進してオープニング数周でトップテンに食い込んだ。長い第1スティントを走行した後、17位から新しいハードタイヤで復帰し、争いに戻る勢いを見せていた。しかし、週末3度目となるリアフロアのダメージ(今回はターン4で)を負い、マシンは突然停止し、ハースは彼のマシンをリタイアさせることを余儀なくされた。
小松礼雄代表はレース後の評価で率直に語った。
「我々は今日、見せるべきものを見せられなかった。マシンがどれだけ速いか、どこで予選通過すべきだったか、そしてボルトレートのレースペースを考えれば、それができない理由はない」
小松代表はベアマンのマシンセットアップが彼の苦戦に関与している可能性を示唆した。
「オリー(ベアマン)のマシンはオーバーバランスだったと確信している。オリーからのそのデグラデーションがマシンまたはドライバーの限界だったとは思えない。オリーはターン4で再びフロアを損傷したためリタイアした。これは今週末3度目なので、それも検討する必要がある」
オコンについて、小松代表は戦略的な判断ミスを認めた。
「我々のプロセスを見直す必要がある。明らかにワンストップ戦略にしてはピットストップが早すぎた」
ハースは現在、コンストラクターズチャンピオンシップで35ポイントの9位で夏休みを迎える。これは以前のラウンドで示されたマシンの生のペースに見合わない集計だ。機会の逸失と運営の不一致がチームに大きな損失をもたらしており、特にザウバー(将来のアウディ)やアストンマーティンのようなライバルが優れたインフラと長期開発支援から恩恵を受け続けている中ではなおさらだ。
「上がるしかない」と小松代表は結論づけた。「マシンは速く、我々には可能性を持った2人のドライバーがいる。ただ、過去3レースでそれをまとめることに苦戦している。夏休みが必要で、再集中し、自分たちを見つめ直し、どのように結果を出せるかを考える必要がある」
フォーミュラワンのミッドフィールドがかつてないほど競争的な中、ハースの実行力(エンジニアリングだけでなく)がシーズン後半でポテンシャルをポイントに変える上で重要となるだろう。
ランキング
順位 | チーム | ポイント |
1 | マクラーレン | 559 |
2 | フェラーリ | 260 |
3 | メルセデス | 236 |
4 | レッドブル | 194 |
5 | ウイリアムズ | 70 |
6 | アストンマーティン | 52 |
7 | ザウバー | 51 |
8 | RB | 45 |
9 | ハース | 35 |
10 | アルピーヌ | 20 |
【関連動画】