ハース、2024年のF1アカデミーシートにクロエ・チェンバースを起用
ハースは、2024年のF1アカデミーシーズンに向けて、アメリカ人のクロエ・チェンバースを選んだ。カンポスレーシングのステアリングを握ることになる19歳だ。
チェンバースは8歳でカートを始め、いくつかの地域選手権や国内選手権で優勝。2020年には16歳でスラローム走行最速タイムのギネス世界記録を達成した。
翌年にはシングルシーターにステップアップし、フォーミュラ4アメリカ選手権に参戦した後、2022年にWシリーズに移籍した。
昨年、チェンバースはカストロール・トヨタ・フォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権で、ニュージーランドを拠点とするシリーズ初の女性ポールシッターとなり、「Most Improved Driver賞」を受賞して歴史に名を刻んだ。また、ポルシェ・スプリント・チャレンジ・ノースアメリカにも参戦した。
チェンバースは次のように語った。
「カンポスレーシングのF1アカデミーでマネーグラム・ハースF1チームのドライバーを務めることになり、とても興奮している。」
「ハースという後ろ盾があることで、新しい経験への扉がたくさん開かれるし、学べる場所になると確信している。」
「ハースの、そして私にとってもホームレースであるマイアミに行けることも嬉しい。F1アカデミーでの最初のシーズンだから、いい結果を出してドライバーとして成長するのが楽しみだ。冬の間、カンポスレーシングでいくつかテストを行ったが、チームとはとてもうまくいっている。」
ハースのチーム代表を務める小松は、「私自身、カート愛好家の父親として、次世代に夢を追いかけ、飛躍することを促す重要性を知っている。」と語った。
「クロエに会って、これからのシーズンに対する彼女の熱意を感じることができ、エンジニアと話したり、ピットストップの練習に参加したり、初めてのメディア対応を引き受けたりと、チームとしても彼女のことをもっと深く理解していくことを楽しんでいる。ハースは、F1とF1アカデミーの目的を全面的にサポートし、私たちのリソースを活用して、このスポーツに参入する若い女の子や、女性の人材プールを増やすことに尽力している。」
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