TGRハース、VF-26のリバリーを発表
TGRハースF1チームは、VF-26の大胆なデザインとダイナミックな新リバリーを公開した。このVF-26は、オリバー・ベアマンとエステバン・オコンが2026年シーズンを通してドライブする。
F1参戦11年目を迎えるアメリカのチームは、VF-26の様子をSNS上で発表した。白を基調に赤のアクセントを施した新しいリバリーは、F1史上最新となる革新的なレギュレーションに基づいて設計されたマシンを彩っている。マシンは小型化・軽量化され、より俊敏な特性を持ち、ダウンフォースと空気抵抗は大幅に削減。VF-26は、縮小された車体寸法と細くなったピレリタイヤを特徴とし、搭載されるフェラーリ製パワーユニットは、100%サステナブル燃料を使用しつつ、内燃機関と電動出力を50対50で分担する構成へと移行している。
2026年シーズンに向けてチームパートナーのポートフォリオが拡大する中、今回のリバリーは、昨年12月に発表されたトヨタ・ガズー・レーシング(TGR)とのタイトルパートナーシップの開始を強く反映したものとなっている。トヨタ自動車のモータースポーツ競技および研究開発部門である同社は、今年から新たなブランド構造を導入し、GAZOO RacingとTOYOTA Racingが異なる役割を担うことを発表しているが、TGRハースF1チームはシーズンを通してTGRのブランディングを掲出する。
両者は2024年10月に複数年にわたる技術提携を開始しており、今回のタイトルパートナー契約は、「People(人材)、Product(製品)、Pipeline(育成の流れ)」を強調するものだ。これは、ドライバー、エンジニア、メカニックといった重要な人的資源の育成を通じ、持続可能なモータースポーツ産業と文化を築くことを目指している。
「他のすべてのチームと同様に、我々も2025年を戦いながら、2026年の新レギュレーション車両を設計し、現在はその製作を進めるという課題に直面してきた」と、TGRハースF1チーム創設者兼オーナーのジーン・ハースは語った。
「プレシーズンは、これらのマシンがどんな能力を持ち、ドライバーやエンジニア、そしてチーム全体がどう適応するのかを理解するうえで非常に重要になる。オリー(ベアマン)とエステバン(オコン)というドライバーの継続性に加え、設計・エンジニアリングチームも継続できている点は強みだ。昨シーズンのミッドフィールド争いは非常にレベルが高く厳しいものでしたが、再び挑み、オン・オフ両面で開発を続けていかなければならない。個人的には、新レギュレーションがもたらすパフォーマンスと、グリッド全体の勢力図がどう変わるのかを見るのがとても楽しみだ」
また、TGRハースF1チームのチーム代表である小松礼雄氏は次のようにコメントした。
「年明け早々に新車を発表するのは、少し非現実的に感じる部分もありますが、これほど大きなレギュレーション変更を伴う新たなF1シーズンに挑むことは、やはり非常にエキサイティングだ。私たちはバルセロナでのシェイクダウンウィークに向け、万全の準備に集中している。昨シーズン終了から1月にマシンを走らせるまでの非常にタイトなスケジュールの中で、チーム全員が多大な努力を重ねてきた。これまで多くの議論を重ねてきただけに、実際にこれらのマシンがどのようなパフォーマンスを見せるのか、そしてオーストラリアに向けたテストプログラムを進める中で何に直面するのかを見るのが待ちきれない。スペインとバーレーンでの走行時間は極めて重要になる。課題があることは承知しているが、私たちがこれを続けるのは、フォーミュラ1への情熱があるからだ」
TGRハースF1チームは、1月26~30日にスペインのカタルーニャ・サーキットで行われるシェイクダウンウィークで、今季初走行を迎える。各チームには3日間の走行が許可され、その後、2回の公式テストがバーレーン・インターナショナル・サーキットで2月11~13日、そして18~20日に実施される予定だ。
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