ルイス・ハミルトン、フェラーリF1でのテスト中にクラッシュ

フェラーリF1チームのルイス・ハミルトン（40）が、スペインのバルセロナ・カタルニャサーキットで行われた2日目のテスト走行中にクラッシュする事態が発生した。7度の世界チャンピオンは、コースの最終セクターでマシンのコントロールを失い、バリアに接触した。

チーム関係者によると、この事故でハミルトンにケガはなかったとのこと。当初、マシンに深刻なダメージを負ったとの噂が流れたものの、実際の被害は軽微であったことが判明。フェラーリF1は、午後に予定されているシャルル・ルクレールのテストプログラムに間に合うよう、修復作業を進めている。

フェラーリ側は、この出来事を新環境に適応する過程での通常の出来事として受け止めている。テスト開始以来、ハミルトンは新チームメイトのルクレールと走行時間を分け合っており、火曜日は午後のセッションを担当。水曜日は午前中の走行を任されていたが、この事故により予定より早く終了することとなった。

実は、ハミルトンには新チームでのテスト中のクラッシュ歴がある。2007年にマクラーレンでの初テスト時に高速クラッシュを経験し、2013年にはメルセデスでの初テスト中にもコースアウトを記録している。

『Autoracer』の報道によると、フェラーリF1は木曜日に予定されている最終日のプライベートテストについて、アントニオ・ジョビナッツィとディーノ・ベガノビッチの起用を検討しているという。

この出来事は、ハミルトン選手の新天地での挑戦に注目が集まる中で起きただけに、今後のテスト進行に与える影響が懸念されている。

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