メキシコで苦戦するレッドブル、マルコ氏「表彰台が限界」と現実的評価
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レッドブルのヘルムート・マルコ氏は、メキシコGP予選後、チームの厳しい結果を受けて現実的な見解を示した。マックス・フェルスタッペンは予選5番手に留まり、角田裕毅はQ3進出をわずかに逃した。11番手で予選を終えた角田は、カルロス・サインツ(フェラーリ)の5グリッド降格ペナルティにより、決勝は10番グリッドからスタートする。
「多くの要因が組み合わさった結果だ」と、マルコ氏はエルマノス・ロドリゲス・サーキットでの予選を振り返る。「我々は単純にグリップが足りない。スライドが多すぎて、タイヤをオーバーヒートさせてしまう」

マルコ氏は、フリー走行3回目(FP3)で得たデータをもとに、予選ではダウンフォースを抑えたリアウイングに変更したことを明かした。「FP3の設定から切り替えた。あのときはもっとダウンフォースをかけていた。変更によってスピードは多少向上したが、グリップを犠牲にした。中速コーナーでのバランスがまだ不足している」
厳しい予選結果にもかかわらず、マルコ氏はレースコンディションがより有利になる可能性があると考えている。「明日は少しよくなると信じている。セクター2ではもっと競争力を発揮できるはずだ。マックスは非常に優れたレーサーであり、願わくば、それが明日の違いを生むことを期待している。しかし、表彰台が我々が到達できる最大限だろう」と、過度な期待を避け、現実的な見通しを示した。
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また、角田の予選パフォーマンスについて問われたマルコ氏は、終始ポジティブな姿勢を見せた。「ユウキはすべての予選セッションでマックスに近かった。彼は自分のセットアップに満足していたし、今日はQ3進出も十分可能だった」と評価し、「ポジティブだ」と角田の予選を一言でまとめた。
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