フェルスタッペン、モンツァで圧勝 マルコ氏、角田の苦戦に不満

ヘルムート マルコ モンツァ
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イタリア・モンツァ より— マックス・フェルスタッペンがイタリアGP決勝でポール・トゥ・ウィンを飾り、レッドブルは不安定だった夏の流れを断ち切る快勝を収めた。一方で角田裕毅は苦戦を強いられ、13位フィニッシュ(オリバー・ベアマンのペナルティで12位に繰り上げ)にとどまった。

レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコ氏は、フェルスタッペンが他を寄せ付けなかった背景に「入念な準備とエンジニアリングの完成度」があったと説明する。


「違いは準備の段階にある。ローラン・メキースは非常に優秀なエンジニアで、シミュレーションの結果を示してくれる。そこにマックスやエンジニア陣の豊富な経験を加えれば、予測可能で扱いやすいマシンを作り上げることができる」と語った。

またマルコ氏は、シーズン序盤からの改善の成果が出ていると強調する。
「ブダペストでは何を間違えたのか理解していたが、改善ができなかった。しかしザントフォールトでは改善や調整がうまくいっていることが証明された。あそこは我々にとって得意なサーキットではなかったが……そして今日のモンツァで、さらなる進歩を示せた」

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今後の戦いについてもマルコ氏は前向きだ。
「バクーのような高速サーキットは得意だ、唯一勝利がないシンガポールGPでも結果を狙いたい。本来、低速サーキットは苦手だが、今なら何でも可能だ。マックスはこれまで見たことがないほど、高いモチベーションになっている」

yuki tsunoda monza

しかし、角田にとっては厳しい週末となった。序盤のリアム・ローソンとの接触で流れを失い、その後はペースが上がらなかった。「(リアム)ローソンとの不要な接触があった」「その後はペースがなかった」とマルコ氏は認めた。

角田のレースパフォーマンスについてさらに質問が飛んだが、マルコ氏は明らかに話す意欲を失っており、それ以上の回答はなかった。

この結果は、レッドブルにおける2人のドライバーの明暗を鮮明にするものとなった。フェルスタッペンは直線スピードを重視するセッティング判断など、的確なフィードバックでチームを導いた。一方、角田は週末を通じてセットアップに苦しみ、接触後は巻き返すことができなかった。

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