ホーナー、2026年新規制の潜在的問題点を認識

christian horner japan
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FIAとF1が将来的にV10エンジンの復活を検討している可能性が最近示唆されている。これに関連して、2026年から開始予定の新規制サイクルをキャンセルし、2028年にV10の復帰を準備するために現行規制を2年延長する代替案も浮上していた。

しかし、この案は現実的ではないとの見方が強い。来シーズンのマシン開発がすでに進行段階にあることや、各チームとエンジンメーカーが2026年規制に向けて多額の投資をすでに行っていることを考慮すれば当然だろう。より現実的な選択肢としては、次の規制サイクルを5年から3年に短縮し、2029年からのV10エンジン導入に段階的に移行する案が挙げられている。これであれば2026年のエンジン規制にも適合できる。

チームの見解

日本グランプリでのチーム代表プレスカンファレンスにおいて、レッドブルのクリスチャン・ホーナー、マクラーレンのザク・ブラウン、アルピーヌのオリバー・オークスは全員が将来的なV10エンジン構想には前向きな姿勢を示しつつも、予想通り2026年規則のキャンセルには反対の立場を表明した。

ホーナーは新規制における潜在的な課題を認識している様子で、「ショーとレースに関して特定の制限が発生する可能性を懸念している。シャシーが電化と内燃機関の間の大きなギャップを補償しなければならない状況に直面している。これは根本的な変化になるだろう」と述べた。

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オークスは「2026年に向けた開発列車はすでに駅を出発してしまったと思う。後日新たな期限が設定されるだろうが、来年のマシン開発はすでに十分に進行している」と現実的な見解を示した。

一方、ブラウンはより懐疑的な立場を取り、「魔法の瓶から出てしまった精霊を元に戻すことはできない」と語り、すでに動き出した2026年規制への準備を後戻りさせることの難しさを強調した。

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