ホーナー、ラッセルがフェルスタッペンに動機を与えたと語る
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、予選でジョージ・ラッセルと関わったインシデントが、マックス・フェルスタッペンにカタールGPで勝利するための必要な動機を与えたと述べた。
カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで、マックス・フェルスタッペンはQ3で最速タイムをマーク。しかし、予選中に低速走行しで、ジョージ・ラッセルを妨害したとして、彼のポールポジションは剥奪されてしまった。両ドライバーはレーススチュワードに呼び出しを受け、そこでされた議論は激しいものだったという。
フェルスタッペンによると、ラッセルはスチュワードとの話し合いで攻撃的な態度をとったとのことだ。しかし、スチュワードはラッセルの主張を認め、フェルスタッペンに1グリッド降格のペナルティを科した。この決定はスタートグリッドの最前列を大きく変え、ラッセルをポールポジションに、フェルスタッペンを2番目のグリッドに押しやった。
スタート直後、フェルスタッペンは最初のコーナーの内側から飛び出し、レースのトップに立った。一方、ラッセルはランド・ノリスにも追い抜かれ、3位に後退。フェルスタッペンはその後レースをコントロールし、2024年で9度目の優勝を果たした。
ホーナーにとって、この予選での出来事は引き金となり、プレッシャーの高い瞬間においても、自分のドライバーの揺るぎない勝利への決意を明らかにした。
「ああ、彼はジョージ(ラッセル)にいらいらしていた。昨日の出来事の経緯と、その動機をレースに持ち込んだ」と、ホーナーはスカイ・スポーツF1に語った。
「そして、彼がこのレースにかなり高いモチベーションを持っていたことは明らかだった。彼は素晴らしいスタートを切った。スタートの全フェーズ、1速、2速、3速で、コーナー1を先頭で抜け出せる唯一のクルマだった」
「マックス(フェルスタッペン)は、昨日の出来事がやや行き過ぎだったと感じ、いつも以上にこのレースに強い動機を持っていた」と、ホーナーは締めくくった。
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