アントネッリ、マクラーレン失格で表彰台 「Q1敗退からの救い」と語る
ラスベガスGPの土曜夜、キミ・アントネッリが表彰台を手にした。レース後にマクラーレンの2台が失格となり、18歳のメルセデス新人は最終結果で3位へ繰り上がった。
アントネッリは、この日の走りが前日のQ1敗退からの挽回となったと語る。
「今夜のレース展開にはとても満足しています。昨日はQ1で敗退してしまったので、今日は救いのように感じました。あの位置からのスタートは残念でした。あれがなければ、確実にもっと前で戦えていたと思います」
それでもレースでの巻き返しには手応えを得ていた。

「今日は自分たちの走りに満足すべきだと思います。厳しい予選のあとで、チームに良いポイントを持ち帰ることができました」
レース中盤、タイヤのグレイニングが気がかりだったとも明かした。
「レースの半分くらいでフロントタイヤにグレイニングが出始めました。2回目のピットストップを強いられ、せっかく得たポジションを失うのではと心配になりました。タイヤに“頑張って持ちこたえてくれ”と話しかけながら走っていました!」
幸いその不安は消え、ペースを安定させることができたという。
「最終的にはグレイニングが解消して、強いラップを刻みながらペナルティの影響を最小限に抑え、P5を守ることができました」
そしてレース後の失格により、そのP5はキャリアを象徴するP3へ。メルセデスはダブル表彰台を獲得し、コンストラクターズ選手権2位争いにおいてリードをさらに広げる結果となった。
2025年F1ドライバーズポイント
1.ランド・ノリス (マクラーレン)(390)
2.オスカー・ピアストリ (マクラーレン)(366)
3.マックス・フェルスタッペン (レッドブル)(366)
4.ジョージ・ラッセル (メルセデス)(294)
5.シャルル・ルクレール (フェラーリ)(226)
6.ルイス・ハミルトン (フェラ-リ)(152)
7.アンドレア・キミ・アントネッリ (メルセデス)(132)
8.アレクサンダー・アルボン (ウィリアムズ)(73)
9.アイザック・ハジャー (レーシングブルズ)(51)
10.ニコ・ヒュルケンベルグ (ザウバー)(49)
11.カルロス・サインツJr. (ウィリアムズ)(48)
12.オリバー・ベアマン (ハース)(41)
13.フェルナンド・アロンソ (アストンマーティン)(40)
14.リアム・ローソン (レーシングブルズ)(36)
15.エステバン・オコン (ハース)(32)
16.ランス・ストロール (アストンマーティン)(32)
17.角田裕毅 (レッドブル)(28)
18.ピエール・ガスリー (アルピーヌ)(22)
19.ガブリエル・ボルトレト (ザウバー)(19)
20.フランコ・コラピント (アルピーヌ)(-)
21.ジャック・ドゥーハン (アルピーヌ)(-)
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