ランド・ノリス「マクラーレンは昨シーズンからの前進はない」

ランド・ノリスはマクラーレンF1が競争力のあるポジションで新シーズンを迎えると認めながらも、冬休み中に優位性を高めたとは考えていないと語った。
マクラーレンやその他トップチームは、2週間前のプレシーズンテストで印象的な長距離ラップタイムを記録した。ランド・ノリスは現在チームが「シーズン開幕時に良いマシンを持っている」ことを認めたが、他チームより一層前に出たとは考えていないという。
「マクラーレンが他のライバルチームよりも優れているとは思わない」と彼は述べた。「過去2週間で多くの噂や発言があったが、みんなが思っているほど、昨シーズンや競争相手と比べて前に出ているとは全く思わないよ」
マクラーレンは昨年、1ラップのペースでは平均して2番目に速いマシンを持っていた。そして、後半の12戦中8戦で最速ラップタイムを記録した。
昨シーズンの最終戦で優勝したノリスは、今年の開幕から接戦になると予想している。「僕たちにとって厳しい週末になるだろうし、全員と戦うことになる」と彼は語った。「しかし、強く自信を持ってスタートできる良いポジションにいると思う。それが僕らのあるべき姿であり、シーズンを始めたい方法だ」
一方で、メルセデスのジョージ・ラッセルはマクラーレンが「現時点で完全に優位に立っている」と考えており、フェラーリのシャルル・ルクレールもマクラーレンがテストで優位に立っていたとコメントした。
また、レッドブルの新ドライバー、リアム・ローソンは今週末、「マクラーレンと戦えるペースはない」と考えているようだ。
「テストでのマクラーレンを見る限り、彼らと戦うには十分な速さがないと感じている」と語ったローソン。「サーキットで実際に走るまでは完全にはわからないし、バーレーンとここでは明らかに違う。だから明日初めて、他と比べてどのくらい競争力があるかが明確になるだろう」と話した。
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