ハミルトン、マシンへの適応に苦戦していると明かす

ルイス・ハミルトンはフェラーリへの移籍後、新たなマシンとの適応に苦戦していることを率直に語った。サウジアラビアGPではチームメイトのシャルル・ルクレールからチェッカーフラッグまでに約31秒もの差をつけられ、SF-25への適応の難しさを改めて実感することになった。
予選後から既に落胆の様子を見せていたハミルトンは、レース後もその調子は変わらなかった。自身の心境を問われたハミルトンは、「苦しい」という言葉を使い、このマシンとの相性の悪さがシーズン全体を通して続く可能性があることを示唆した。
2025年シーズン5戦目となる今回のグランプリでも、ハミルトンの厳しいスタートは変わらず、ルクレールが示すペースにはまだ遠く及ばない。ジェッダでの週末にいくつか調整を加えたにもかかわらず、ハミルトンは最前線で戦うことができず、トップとの差は引き続き懸念材料となっている。
「シャルル(ルクレール)がチームに表彰台をもたらしたこと以外、このレースで覚えておくべきことは何もない」とハミルトンはメディアに語った。「恐ろしいレースだった。全く楽しめなかった。最初のスティントでは大きなアンダーステアに悩まされ、クルマはまったく思ったように走らなかった。2番目のスティントではわずかにバランスが良くなったが、適切なバランスを見つけるのは難しい。マシンの感覚はあるが、具体的な問題点を指摘することができない」
通算105勝を誇るベテランドライバーであるハミルトンは、この困難な状況がすぐに解決される見込みはなく、シーズンを通して続く可能性があると覚悟を決めているようだ。
「マイアミでも苦戦すると思う。今のところ解決策が見つかっていない。これが今年の残りのシーズンも続くだろうし、それは本当に苦しいものだ。あらゆる対策を試したが、マシンは僕に合わせてくれなかった」
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