フェラーリがムジェロでテスト実施、ハミルトンは重篤な愛犬の看病で欠席

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イタリア・ムジェロ — フェラーリが今週ムジェロでピレリタイヤのテストを実施する中、チームの新加入ドライバーであるルイス・ハミルトンの姿はなかった。7度のワールドチャンピオンは、愛犬ロスコが心停止により昏睡状態に陥ったため、イタリアを離れて付き添っている。
ハミルトンはSNSを通じて状況を公表。13歳近いイングリッシュ・ブルドッグのロスコが肺炎と重度の呼吸困難で入院していると明かした。
「ロスコは再び肺炎を患い、呼吸に問題を抱えていました。検査のため入院させ、鎮静剤を投与した際に心停止を起こしました。心臓は再始動できましたが、今は昏睡状態です。目を覚ますかどうかは分かりません。明日、医師たちは意識を戻そうと試みる予定です。私は彼のそばにいて、皆さんの祈りとサポートに感謝しています」
とハミルトンは綴った。
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ハミルトンとロスコの深い絆はF1パドックでも広く知られている。インスタグラムで130万人以上のフォロワーを持つロスコは、シルバーストーンでのイギリスGPをはじめ、多くのグランプリに同行。今年初めにも肺炎の治療を受けていた。水曜の夜、ハミルトンは集中治療室で毛布にくるまるロスコの姿と、壁に飾られた二人の写真を投稿。ファンからはスポーツ界の“特別な存在”となった愛犬への大きな愛情が寄せられた。
一方、ハミルトン不在の中でフェラーリはテストを継続。シャルル・ルクレールとリザーブドライバーの周冠宇が交代で改良型SF-25を走らせ、2026年の新規則導入を見据えたピレリの次世代タイヤを評価した。
だが、ハミルトンの関心はただ一つ。病院で寄り添う愛犬の容体を見守る彼の心境は、次戦シンガポールに向けたチームの準備に重苦しい影を落としている。
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