ローソン、混乱のバクー予選で躍進の3番手を獲得

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レーシングブルズのリアム・ローソンは土曜日のアゼルバイジャンGP予選で見事な走りを披露し、風向きの変化や赤旗中断に揺れたセッションを乗り越えてグリッド3番手を獲得した。
最終フリー走行では11位にとどまっていた22歳のローソンだが、予選では3つのセッションすべてで安定した走りを見せた。Q1で1分42秒257、Q2で1分41秒537、Q3で1分41秒707を記録し、マックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツに続く結果を手にした。
「今日は本当に素晴らしい一日だった」とローソンは振り返る。「間違いなくこれまでで最も混乱した予選の一つだったが、リスクを抑えてラップをまとめたことが正解だった。風が強いと、雨以上に難しくなる。どこから吹いてくるかわからないからね。毎ラップ状況が変わったが、それでもしっかり走り切れたことにとても満足している」
さらにローソンは、「本当の戦いは明日の決勝です。厳しいレースになると思うが、このポジションからスタートできるのは大きい。周りのライバルも強力だが、チームと力を合わせて順位を守りたい」と語った。
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この3番手はローソンにとってキャリア最高の予選結果の一つであり、日曜の決勝でポイント獲得を狙う大きなチャンスとなる。また、2026年シーズンにチームメイトのアイザック・ハジャーがレッドブルに昇格した場合、レーシングブルズの残り1枠を巡って角田裕毅と争う中で、彼にとって大きな後押しとなった。
一方、角田は堅実な走りでミスなく予選を終え、6番手を獲得。両ドライバーがそろってトップ10から決勝に挑むこととなった。
予選結果
順位 | ドライバー | チーム | タイム |
1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1:41.117 |
2 | カルロス・サインツ | ウィリアムズ | 1:41.595 |
3 | リアム・ローソン | レーシングブルズ | 1:41.707 |
4 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:41.717 |
5 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1:42.070 |
6 | 角田裕毅 | レッドブル | 1:42.143 |
7 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1:42.239 |
8 | アイザック・ハジャー | レーシングブルズ | 1:42.372 |
9 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | |
10 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | |
11 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 1:41.857 |
12 | ルイス・ハミルトン | フェラーリ | 1:42.183 |
13 | ガブリエル・ボルトレート | ウィリアムズ | 1:42.277 |
14 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1:43.061 |
15 | オリバー・ベアマン | ハース | |
16 | フランコ・コラピント | アルピーヌ | 1:42.779 |
17 | ニコ・ヒュルケンベルグ | アストンマーティン | 1:42.916 |
18 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 1:43.139 |
19 | アレックス・アルボン | ウィリアムズ | 1:43.778 |
20 | エステバン・オコン* | ハース | 1:43.004 |
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