ローソン、角田の苦情を一蹴「正直、何を言っているのか分からない」

土曜日のアメリカGP予選後、リアム・ローソンは予期せぬ論争の中心に立たされた。それは自身のパフォーマンスではなく、レッドブルのドライバーある角田裕毅からの告発によるものだった。角田は、ローソンがQ2でのラップ中に意図的に妨害し、「コーナーで信じられないほど減速した」と主張した。
しかしローソンは、いかなる不正行為も断固として否定した。「正直言って、彼が何について文句を言っているのか全く分からない」とセッション後に語った。「今日の予選で彼の前を走っていた記憶がない。明らかに怒っているようだ。怒るのは自由だが、それで何かが変わるわけではない」
「非常に速いマシンだった」
ローソンは角田のコメントよりも、自身の逃した機会に対してより大きな不満を表明した。フリー走行とQ1では強いペースを見せていたが、Q3進出をわずかに逃した。「マシンの感触は非常に、非常に良かった」とローソンは語った。「最後のランでそれを示せなかったのは残念だ。本当に悪いタイミングで起きた。それがフラストレーションだ。これがベストだったなら仕方ないが、まだ余力があった」
トップ10圏外からのスタートとなるが、ローソンは日曜日のレースに自信を持っている。「良いマシンがある」と彼は語った。「オーバーテイクするには、それなりのペース差が必要だ。しかし今は誰もそれを持っていない。フィールドが接近しているのはスポーツにとって素晴らしいことだが、オーバーテイクがこれほど難しいと我々にとってはフラストレーションだ」
深まる亀裂
これは角田がローソンの妨害を訴える2回連続の予選セッションとなった。金曜日のスプリント予選でも同様の苦情があった。レッドブル傘下の2人のドライバー間の緊張は、両者がチームでの2026年のシートを評価されている中、既に競争的な関係にさらなる層を加えている。
しかしローソンは、いかなるドラマからも距離を置く意図を示した。「これ以上言うことはない」と肩をすくめた。「明日のレースに集中するだけだ。
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