メキシコで大混乱:マーシャルがコース上に、ローソンに一部責任と報道もFIAが否定!
 
		メキシコグランプリで起きた恐ろしいニアミスが論争を引き起こしている。レーシングブルズのドライバー、リアム・ローソンがオープニングラップ中にコースを横断する2人のマーシャルを間一髪で回避した。悲劇に終わる可能性もあったこのインシデントは、FIAの調査を促し、地元主催者はローソンに一部の責任があるとの見解を示した。
ローソンは初周の接触でフロントウイングを交換するためピットインしていた。3周目にサーキットへ復帰した際、2人のマーシャルがターン1を突然横切った。瞬時に反応したローソンはスロットルを緩め、数メートルの差で彼らを回避した。「一体何だ?冗談か?」彼は無線で叫んだ。「殺すところだった!」

レース後、ローソンは語った。「ピットレーンを出たら、ターン1に2人がいた。1人にぶつかりそうになった。本当に危険だった。何か連絡上の問題があったに違いない。こんなの見たことがない」
FIAはマーシャルがデブリを除去するために配置されたことを認めたが、ローソンの車がピットに入った時点で撤退指示が出されたと述べた。「その後何が起きたかを調査している」と統括団体は声明を出した。
しかし、メキシコのオルガニサシオン・メヒカーナ・デ・アウトモビリスモ・インテルナシオナルは、ローソンが危険を回避するためにもっとできたはずだと主張した。「映像を見ると、ドライバーはコース上にマーシャルがいることが明らかに見えているにもかかわらず、レーシングラインを維持していた」と述べ、彼がより早く反応しなかったことを示唆した。
しかし、FIAは独自の調査を実施した後、メキシコの主催者の結論と矛盾する声明を発表した。

「テレメトリーとオンボード映像の詳細な分析の結果、ローソンが適切に減速し、その区域に提示されたダブルイエローフラッグに正しく反応したことを確認できる」とFIAは述べた。「彼は前の周回よりも早くブレーキをかけ、大幅に減速した速度でターン1に進入している。このインシデントにおいて、ドライバーに落ち度はない」
統括団体の調査結果は事実上ローソンの潔白を証明し、焦点はコース上の危険な状況を招いたレースコントロールと地元マーシャル間の連絡ミスの可能性へと移った。
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