マクラーレン、痛恨の判断ミスを認める「誤った決断だった」
カタールGPで優勝候補と見られていたマクラーレンは、ワンツーフィニッシュの可能性をみすみす逃した。レース後、チーム代表のアンドレア・ステラ氏は「判断を誤った」と率直に認め、敗因を説明した。
レースの分岐点となったのは、7周目のセーフティカー導入時だった。レッドブルは即座にマックス・フェルスタッペンをピットへ呼び込んだのに対し、マクラーレンはオスカー・ピアストリとランド・ノリスの2台をステイアウトさせた。この判断が勝敗を大きく左右した。
一部では、チーム内の“公平性ルール(パパイヤルール)”が影響したのではないかとの見方も出たが、結果として両車とも順位を落とすことになった。最終的にピアストリは2位、ノリスは4位がやっとだった。

レース後、ステラ氏は次のように語った。
「確かに、我々には勝つ力があった。オスカーは予選でもスプリントでも最速だったし、勝利に値した走りをしていた。ランドも表彰台に上がれたはずだ。我々の判断は間違っていた」
ピットに入れなかった理由について、ステラ氏はその場での状況判断が難しかったと説明する。
「もし2台同時に入れれば、ランドは後ろで待つ必要があった。それも考慮した上での判断だったが、想定外だったのは全車が一斉にピットへ入ったことだ。正直、そこは完全に読み違えた」
ノリス自身も無線で疑問を呈していた。「僕らはピットに入るべきだったよね?」と尋ねると、エンジニアは「後半で柔軟に立ち回れる」と返答。ステラ氏はその意味をこう補足する。

「もしもう一度セーフティカーが入れば、我々の作戦は大きく生きた。しかし他のチームが7周目に履いた新品タイヤは想定以上に持ち、我々は基本ペースを活かせなかった」
ステラ氏は、特にピアストリの結果を悔やんだ。
「オスカーは週末を通して素晴らしかった。速さ、安定感、すべてが揃っていた。彼が報われなかったのは本当に残念だ」
また、タイトル争いにおけるチームオーダーの可能性については明確に否定した。
「2人ともタイトルのチャンスがある。我々はオスカーのチャンスも尊重する。自由に戦わせる」
最終戦アブダビを前に、ステラ氏は「すべてを学びに変え、より強く帰ってくる」と締めくくった。
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