フェルスタッペン、ポイント差を縮めるも「タイトルは考えていない」 

max verstappen las vegas red bull
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ラスベガスGPの土曜夜マックス・フェルスタッペンはアメリカでの再びの勝利と、わずかに縮まった選手権争いを手にサーキットを後にした。ただ本人は、その状況をあまり気にしていないと強調した。

フェルスタッペンは、マクラーレン勢の最終的な予選結果が判明する前の段階で、ポイント状況が変わったことだけを知らされていた。公式結果確定後、フェルスタッペンはオスカー・ピアストリと同じ366ポイントとなり、首位ランド・ノリスとの差は24ポイントに縮まった。

2年ぶりとなるラスベガスでの優勝により、残り2戦とスプリント1回を前に逆転タイトルの望みをつなぐ形となった。

しかしフェルスタッペンは、数字の話については冷静だった。

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「何も変わっていない。毎レース全力を尽くすだけだ。それが自分にできるすべてだ。今日の最大は優勝だった。他の誰がどうするかは、自分にはどうにもできない」

週末の早い段階から、逆転の可能性が低いことも認めていた。

「タイトルを現実的に狙うには、他のドライバーに少し不運が必要だ」とも語っていた。

メキシコ、ブラジルに続きラスベガスでも強さを見せたノリスとの差は依然として大きい。一方でピアストリもノリスと並んで上位からスタートし、ノリスの後方の争いはさらに混戦となっている。

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レースの不確実性

69勝目となった今回のレースについて、フェルスタッペンは「読みにくい展開だった」と振り返る。雨で走行データが限られたことが影響した。

「面白いレースだった。序盤はみんな、どれだけ攻められるか探っていた。でも思ったより良い感触だった。ミディアムでは悪くなく、ハードではすごく良かった。やり過ぎないよう気をつけたけど、ピットウォールとのコミュニケーションが本当にうまくいった。全体的にすごく楽しかった」

スタートについては、ノリスが適切に守ったと説明した。

「イン側を狙ったけど、もちろんランドはそこを守りに来た。あの場所は路面が滑りやすくて簡単にロックする。その通りのことがランドに起きた」

今後について

フェルスタッペンは、レッドブルが安定して上位争いができるレベルまで改善していると語るが、それが毎回勝てることを意味するわけではないと強調する。

「クルマは改善して、表彰台争いは安定してできるようになった。でも毎回勝てるわけじゃない。良いステップではある。確かに1年中こうあるべきだったけど、そうはならなかった」

タイトル逆転が実現するかどうかにかかわらず、目標は変わらないという。

「タイトルのことは考えていない。楽しんで、良い走りをして、理想はポールを取り、レースに勝つ。それだけだ」

そしてこの日の勝利には特別な意味があったと語った。

「今日の勝利は本当にうれしい。2025年は2年前よりレースに勝つことがずっと難しい。当時はクルマが圧倒的で、勝利を積み重ねていた。でも今は違う。大きな問題を乗り越えてここまで来たからこそ、この終盤戦を誇りに思う」

失格後の訂正版順位


順位
ドライバーチームタイム差ギャップポイント
1マックス・フェルスタッペンレッドブル25
2ジョージ・ラッセルメルセデス+23.54623.54618
3アンドレア・キミ・アントネッリメルセデス+30.48830.48815
4シャルル・ルクレールフェラーリ+30.67830.67812
5カルロス・サインツ Jr.ウイリアムズ+34.92434.92410
6アイザック・ハジャーレーシングブルズ+45.25745.2578
7ニコ・ヒュルケンベルグザウバー+51.13451.1346
8ルイス・ハミルトンフェラーリ+59.36959.3694
9エステバン・オコンハース+1’00.6351’00.6352
10オリバー・ベアマンハース+1’10.5491’10.5491
11フェルナンド・アロンソアストンマーティン+1’25.3081’25.308
12角田裕毅レッドブル+1’26.9741’26.974
13ピエール・ガスリーアルピーヌ+1’31.7021’31.702
14リアム・ローソンレーシングブルズ1 lap1 lap
15フランコ・コラピントアルピーヌ1 lap1 lap
DNFアレクサンダー・アルボンウイリアムズDNF (15 laps)
DNFガブリエル・ボルトレトザウバーDNF (48 laps)
DNFランス・ストロールアストンマーティンDNF
DSQランド・ノリスマクラーレンDSQ
DSQオスカー・ピアストリマクラーレンDSQ

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