【ハンガリーGP木曜日】フェルスタッペン「レッドブルに残ることは明確」

マックス・フェルスタッペンは、ハンガリーGPを前にレッドブル・レーシングへの忠誠心を改めて示した。彼のF1での将来に関する数か月間の憶測を一蹴、チームからの離脱を本気で検討したことは一度もないと明言した。
「僕にとって、とにかくこのチームに残るということは常にかなり明確だ」
「それについて実際に何も言わなかったのは、チームと話すことに集中していたからだ。どうやってパフォーマンスを向上させるか、来年のアイデアについてね」と、あくまでチームとの将来に焦点を当てていることを明らかにした。
フェルスタッペンは、技術開発に関するレッドブルとの継続的な関与自体が彼の長期的な意図の証拠であることを強調した。「残ることに興味がないなら、そういうことについて話すのをやめるものだ。僕は決してやめていない」
2026年以降の戦いに集中
フェルスタッペンはレッドブルでの今シーズンの挑戦について現実的な姿勢を保った。マクラーレンの優位性、特にタイヤマネジメントと中速コーナーでの強さを認め、2025年シーズンの残りを「価値ある準備期間」と見ているようだ。
「現実的に言って、マクラーレンと戦うのは非常に困難になるだろう」と彼は認めた。「しかし、クルマについてより多くを学ぶ機会はまだたくさんある。今年から得られるものもあり、それを来年に活かすことができる」
2026年の大規模な規則変更にすでに注意を向けているかと問われると、フェルスタッペンは慎重な回答を保った。「まだ早いが、当然ながらもちろん、来年のクルマは進行中だ。『今年は勝てないから諦める』とは言えない。学ぶべきことは常にある」
雨のレースとスパでの懸念について
ウェットレース中の安全性に関する最近の懸念を受けて、フェルスタッペンは現代のF1マシンからのスプレー(水しぶき)によって引き起こされる課題について意見を述べた。
「最近のマシンはディフューザーから非常に多くの水しぶきを発生させる」「そしてより大きなタイヤで、さらに水が多くあがる。スパはおそらくぎりぎりだった」
また、彼はドライバーたちにより多くの責任を取るよう促した。「多くのスプレーがあって見えない時は、リフトして大きなギャップを作ることもできる。大きな事故のほとんどは、見えなくてもアクセルを踏み続ける時に起こる」
レッドブルF1チーム内部の再編成
フェルスタッペンはまた、ローラン・メキース新代表の影響を含む、レッドブル・レーシング内の変化についてもコメントした。
「彼の働き方は気に入っている。非常に意欲的で、常に大切なことに疑問を向けている。まだ初期段階だが、それが今後1、2年でチームにどう影響してくるかとても楽しみだ」
チーム内部の再編成が将来的に前向きな理由かと問われると、「僕は一緒に働いている人々が好きなんだ。僕たちはすでに多くの成功を収めており、来年は再び完全に異なるものになる。特にエンジン側では、すべてが非常にエキサイティングだ」とチームへの愛を改めて強調した。
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