フェルスタッペン、ハンガリーでの不振で2025年勝利の可能性に疑問

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レッドブルのマックス・フェルスタッペンの今シーズン表彰台の頂点に戻る希望が急速に薄れつつある。ハンガロリンクでの予選でグリッド8番手という不本意な結果に終わった後、現世界チャンピオンは珍しく公の場で不満を表明し、2025年の勝利がまだ達成可能かどうかについて公然と疑問視した。
「週末を通してずっとこの調子だった。ペースもグリップもない。フロントもリアも。謎だ」とフェルスタッペンは予選後に語った。フェルスタッペンの苦戦は金曜日から明らかで、フリー走行1回目で9位、2回目で14位まで落ち、最終練習では12位に留まった。その下降傾向は土曜日も続き、Q3進出さえ小さな慰めのように感じられた。

「マシンのバランスが全く取れていない。1ラップでも駄目だ。金曜日からずっとこの状態だ」と彼は述べ、オランダメディアには「絶対にこのままでは終わらない」と残りのサーキットで勝利のチャンスがあるかと問われて答えた。
ServusTVとのインタビューで、フェルスタッペンの口調は相変わらず厳しかった。「明らかにフラストレーションが溜まるが、それが現実だ。マシンは週末を通して調子が悪かった。多くのことを試したが、何も効果がなかった。これは大きな問題だ」
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フェルスタッペンの苦戦が目立つ一方で、チームメイトはさらに悪い結果だった。角田裕毅はQ1で敗退し、同様のグリップ問題を挙げて16位予選となり、レース当日の大きな混乱がない限りポイント圏外に置かれた。
レッドブル・レーシングのガレージが深刻なパフォーマンス危機に直面する中、シーズン後半の見通しはますます不透明になっており、フェルスタッペン自身も勝利を争う能力にもはや確信を持てずにいる。
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