フェルスタッペン、メキシコGPでアタックを逃すも冷静

マックス・フェルスタッペン
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メキシコGPの終盤に導入されたバーチャル・セーフティカー(VSC)によって、2位を走るシャルル・ルクレールへのアタックの機会を失ったレッドブルのマックス・フェルスタッペン。しかしレース後、彼は冷静にこの展開を受け止めた。

5番グリッドからスタートしたレッドブルのフェルスタッペンは、最終的にランド・ノリス、ルクレールに続く3位でフィニッシュ。オートドローモ・エルマノス・ロドリゲスでの71周のレースを表彰台で締めくくった。

終盤、カルロス・サインツ(ウィリアムズ)のクラッシュによるVSC発動は、すでにマシンがガードレールの内側に収まっていたこともあり、パドック内では議論を呼んだ。それでもフェルスタッペンは淡々と語った。

「勝つときもあれば、負けるときもある。それがレースだよ。セーフティカーが自分に有利に働くときもあれば、逆のときもある」

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4度の世界王者らしい冷静で実務的なコメント。惜しくも2位を逃したものの、状況を受け入れ、次へ向けて前を向いていた。

この結果により、優勝したランド・ノリスがドライバーズ選手権の首位に返り咲き、フェルスタッペンはノリスから36ポイント差、さらにマクラーレンのオスカー・ピアストリからも35ポイント差の3位につけている。

レース序盤は混乱の中でのサバイバル戦となった。フェルスタッペンは「第1スティントはとにかく“生き残り”だった」と振り返る。ミディアムタイヤでスタートした彼に対し、周囲のライバルたちはソフトタイヤを装着。第1コーナーでは芝生まで押し出される場面もあり、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)との接触を巡ってはハミルトン側に10秒ペナルティが科された。

「スタートはすごく良かった。でもターン1までは距離が長くて、外側から3台か4台が並ぶ形になり、縁石の上を走らざるを得なかった。マシンの底がずっと当たっていたし、もう少しで芝生に出るところだったよ。そのあともいろいろ起きた。周りはみんなソフトタイヤで、僕だけミディアムだったから少し大変だったね。だから最初のスティントは“耐える”しかなかった。ソフトに変えてからは、少しペースも上がって走りやすくなったと思う。週末全体を通して厳しかったけど、あの混乱の中で2位を争えたのはとても良い結果だと思うよ」

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