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フェルスタッペン、理想のチームメイト像とは

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max and isack hadjar フェルスタッペン、理想のチームメイト像とは

4度のF1世界王者であるマックス・フェルスタッペンは、2026年シーズンに新たなチームメイトを迎える。レッドブルで彼の隣に並ぶのは、フランス出身のアイザック・ハジャーだ。フェルスタッペンは、自身がチームメイトに求める条件について、率直に語っている。

これまで、フェルスタッペンは7人のチームメイトとコンビを組んできた。トロロッソ時代のカルロス・サインツを皮切りに、レッドブルではダニエル・リカルド、ピエール・ガスリー、アレックス・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソン、そして角田裕毅。しかし、その多くはフェルスタッペンとの直接対決で厳しい結果を強いられている。

Yuki Tsunoda Red bull Qatar
角田裕毅、カタールGPにて
角田裕毅、カタールGPにて 写真:Shiga Sports Japan

予選成績では、サインツとは12対11、リカルドとは34対23と比較的拮抗していたが、ガスリーには11対1、アルボンには25対1、ペレスには80対10、ローソンには2対0、角田には22対0と、大きな差をつけてきた。決勝レースでも、両者が完走した場合に限れば、サインツに12対9、リカルドに35対22と勝ち越しており、その後はガスリー11対1、アルボン17対9、ペレス79対11、ローソン2対0、角田21対1と、明確な優位を保っている。

来季フェルスタッペンのチームメイトとなるハジャーは、F1初年度の2025年シーズンをドライバーズランキング12位で終え、ザントフォールトでの3位表彰台がハイライトとなった。彼は、レーシングブルズのマシンで堅実な1年を過ごした。

『Viaplay』が制作したシーズン総集編動画の中で、フェルスタッペンは“理想のチームメイト像”について質問を受け、次のように答えている。

「大事なのは、いい関係を築けることと、マシンに関する情報をオープンかつ正直に共有できることだ。マシンの開発にしっかり関われる人物であってほしい」

ダニエル・リカルド
ダニエル・リカルド 写真:Shiga Sports Japan

さらに、こう続ける。

「フレンドリーで、ユーモアがあり、吸収力があって、何かを隠すようなタイプではないこと。僕と一緒にチームを前進させようとする姿勢が、何より重要だと思っている」

また、私生活での関係についても、冷静な見解を示している。

「サーキット外でも会いたいと思える関係なら、それはボーナスだ。でも、必須条件ではない。必ずしも友人である必要はないが、プロとしてお互いを尊重し合う姿勢はチームのために欠かせない」

フェルスタッペンは、単なる結果以上に、“チームとして機能すること”を新たなパートナーに求めているようだ。

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