マイアミGP、フェルスタッペンがポールポジションを獲得

レッドブルのマックス・フェルスタッペンはマイアミグランプリで今シーズン3回目となるポールポジションを獲得した。フェルスタッペンは1分26秒204という素晴らしいタイムで、予選での圧倒的な強さを再び証明した。
今シーズン順調な滑り出しを見せているマクラーレンのランド・ノリスはわずか0.065秒差で2番手に、グリッドの2位からスタートすることになる。すでにスプリント予選で素晴らしい走りを見せたマクラーレンの若手ドライバーのキミ・アントネリは勢いを維持し、チャンピオンシップリーダーのオスカー・ピアストリを上回る3番手につけた。4番手にピアストリ、5番手にジョージ・ラッセルが入り、トップ5を締めくくる形となった。
アストン・マーティン、予選で苦戦
予選の第1セッション(Q1)はアストン・マーティンにとって悪夢のような展開となった。スプリントレースでのクラッシュ後に急ピッチで修理されたマシンで出走したフェルナンド・アロンソは、ニコ・ヒュルケンベルクのすぐ後ろの17位が精一杯だった。チームメイトのランス・ストロールもオリー・ベアマンや、ピエール・ガスリーと同様に、予選の最初のセッションで敗退した。
スプリントで3番手を獲得したフェラーリのルイス・ハミルトンはこの第1セッションでの脱落の危機に直面したが、最後のアタックラップで8番手まで順位を上げることに成功。一方マクラーレンは、ピアストリとノリスのダブルトップでセッションを終えた。
ハミルトンとフェラーリに厳しい結果
予選第2セッション(Q2)はハミルトンにとって厳しいものとなった。ミスにより最後のアタックラップを完走できず、7度の世界チャンピオンは苦しいセッションの末、12位に沈んだ。レーシングブルズのアイザック・ハジャーもわずかな差でQ3進出を逃し、ガブリエル・ボルトレト、ジャック・ドゥーハン、リアム・ローソンもこの段階で敗退した。
ピアストリは再びQ2でも好調を維持し、チームメイトのノリスを上回るトップタイムを記録した。
やはり最速はフェルスタッペン
予選最終セッション(Q3)では、フェルスタッペンが最速のアタックラップを披露。彼は最初のラウンドでピアストリとノリスをわずかに上回る暫定ポールを獲得し、三つ巴の争いが展開された。しかし最後のアタックでは、フェルスタッペンが差を広げ、ライバルたちをほぼ0.5秒引き離した。
ノリスもピアストリも反撃することができなかった。一方、キミ・アントネリは3位に食い込み、ピアストリを4番手に追いやった。カルロス・サインツ、アレックス・アルボン、シャルル・ルクレール、エステバン・オコンと続き、角田裕毅がトップ10を締めくくった。
このように、マックス・フェルスタッペンは日曜日のマイアミグランプリをポールポジションからスタートし、スプリントレースでの失望の払拭に挑む。しかし、マクラーレンの脅威と、レースへの影響が予想される雨にも注意を払う必要があり、その道のりは簡単ではないだろう。
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