メルセデスF1、バクーでの表彰台獲得で勢いを取り戻す
メルセデスF1にとって、ザントフォールトとモンツァでのレースは心配と不満の連続だった。しかし、この流れはバクーで変わり、ラッセルが表彰台に戻り、アントネッリはそれにあと一歩まで迫った。
チーム代表のトト・ヴォルフ氏は「チームとして強い週末だった」語った。体調不良と戦いながら2位を獲得したラッセルと、4位でゴールラインを切ったアントネッリに感心しているようだ。「我々は良い結果とともにアゼルバイジャンを後にした。表彰台に戻ることができて素晴らしい気分だったし、キミが4位で堅実なポイントを持ち帰ったのは素晴らしい」

この週末は過去2戦に比べて明らかな改善を示した。オランダとイタリアでは、各レースで合計12ポイントを獲得した。ラッセルがそれぞれ4位と5位、アントネッリが16位と9位だった。バクーでは、ラッセルが2位で、アントネッリは4位。ウィリアムズの初表彰台を獲得したカルロス・サインツに2.5秒差で表彰台を逃した。
「もちろん我々は常に最上位のステップを望んでいる」とヴォルフ代表は認めた。「しかし夏休み後の2つの困難なレースの後、このポジティブな結果は我々に新たな勢いを与えるだろう」彼はまた、サインツとウィリアムズの躍進を祝福し、「それは当然の結果だった」と述べた。
ヴォルフ代表は表彰台争いに挑戦するアントネッリの努力を称賛し、彼がサインツにどれほど接近したかを強調した。「キミは攻撃できるほど近くにいるために全力を尽くしたが、カルロスが少し速すぎた」と語った。「それでもキミは素晴らしい仕事をし、リアム・ローソンを追い抜いた。これはフェラーリのシャルル・ルクレールやレッドブルの角田裕毅がDRS圏内にいたにもかかわらず果たせなかったことだ」

ヴォルフ代表はまた、ラッセルの回復力を特に称賛した。「ジョージは素晴らしいレースを走った。彼は週末中体調を崩しており、金曜日と土曜日はレースに参加できるかどうか不確実だった」とヴォルフは説明した。「彼にとって大きなパフォーマンスであり、彼があれほど力強く走るのを見るのは素晴らしかった」
アゼルバイジャンGP後、メルセデスは新たな自信を獲得した。そしてヴォルフが表現したように、「新たな勢い」をシーズンの残りに向けて発揮するだろう。
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